客先から依頼されたデータの提出物。
たまたまメールのCCに入れてもらって、やり取りの内容を確認した。
すると本文は実に紋切り型で、添付されているのは数字がずらりと並んだ表だけ。
思わず、なんだこれはと首をかしげた。
よく読み解いてみると、たしかに依頼された内容には合っている。
合ってはいるのだけれど、だからといってこの数字の羅列をいきなり客先へ送り付けるのかと思うと、さすがに愕然とした。
相手の依頼に対して、まず何を回答するのか。
その趣旨をひと言でも本文に書いて、添付はあくまで参考資料として見てもらう。
そのくらいの配慮は必要ではないかと思う。
本来なら、送る前にこちらで確認してから出させるべきだった。
本人に、いままでもこんな感じでやっているのかと聞いてみると、どうやらそうらしい。
そこで、こういう場合の定型文を教えて、相手の立場に立ったやり取りをするよう伝えた。
相手先の担当は、長年付き合いのある方。
これはひと言お詫びもしておこうと思い、電話を入れた。
すると返ってきたのは、
いやいや、うちも似たようなものですよ、という苦笑まじりのひと言。
さらに、
大丈夫ですよ。読み解くのは、うちの若手で、私は結論だけもらっていますから。
とのこと。
はぁ、お互い気疲れしているんだなあと思う。
電話越しでも、そんな空気は十分に伝わってきた。
なので最後は、近いうちに一杯やりますかと約束を取り付けて電話を切った。
仕事の中身そのものより、こういう行間のやり取りに疲れる日もある。
まあ、それも含めて仕事なのだろう。
そんな日常である。














