埼玉WABI SABI大祭典2021の開催について | 大野もとひろオフィシャルブログ Powered by Ameba

埼玉WABI SABI大祭典2021の開催について

 

「埼玉 WABI SABI 大祭典」は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に向けて平成29年から開催しています。伝統芸能や盆栽、書道、生け花、着物など、埼玉の和文化の魅力を発信してきたもので今年が集大成です。

令和元年は台風のため中止。令和2年は新型コロナウイルス感染症の影響のため、初の試みとしてオンラインで開催しました。

今年は、昨年来のコロナ禍で活動の自粛を余儀なくされた文化活動を応援するため、コロナ対策を徹底した上で開催します。

11月20日土曜日と21日日曜日の2日間、大宮公園をメイン会場に、3年ぶりに来場者を迎えた開催となります。

ステージの様子は特設ウェブサイトでライブ配信します。今年のWABI SABIは、会場でもおうちでも楽しめる「ハイブリッド型イベント」です。終了後も、ステージの模様はアーカイブで楽しめます。



このイベントの開催にあたっては、新型コロナウイルス感染対策について、埼玉県の主催イベントの取扱い方針に基づいて徹底したものとします。

開放された公園での開催ということで、その対策には特に工夫が求められます。

具体的には、会場エリアを簡易フェンスで囲み滞在者数を管理します。来場者には入場時にお名前や代表者の連絡先といった情報を電子システムで提供してもらいます。

密集を抑制するため、会場の出入口を分散するほか、2つのステージを東西に離して設営するとともに、観覧エリアなどは十分な間隔を空けた座席を設け、立見による密集の発生を抑制します。

出展ブースとなるテントは連続させず十分な間隔を空けます。一部のワークショップでは事前予約をするよう求め、行列を作らないようにします。

各ブースの対策として、電子マネーやトレーの使用により支払いの際の手と手の接触を防ぎます。飲食では「マスク会食」や「静美食」をお願いします。



公園内には2カ所のステージを設置し、計22組に出演いただきます。伝統芸能からは8組の保存会が出演します。中でもNHK大河ドラマ「青天を衝け」や新一万円札で渋沢栄一に注目が集まる中で、生誕の地、深谷市血洗島に伝わる「血洗島獅子舞」を上演します。若き日の渋沢栄一が親しんだ獅子舞です。

埼玉県ゆかりの若手パフォーマーが5組出演します。箏奏者の「箏男(コトメン)」こと大川義秋さんは、実力もさることながら和楽器界のアイドル的な存在です。盆栽師の平尾成志さんには、盆栽制作のパフォーマンスを披露していただきます。

特別企画として、県内の刀鍛冶や研師によるトークショーがあります。「刀剣女子」という言葉があるくらい、日本刀に魅了される女性は増えているそうです。

地元大宮の「大宮おどり」は、出演者だけでなく、会場の皆さんを巻き込み、ソーシャルディスタンスを保ちながらみんなで踊りたいと思います。



ワークショップや展示などの出展は29組、他にグルメの出店もあります。ワークショップでは、ユネスコ無形文化遺産「細川紙」の紙漉きにチャレンジできます。また、甲冑を着てみたり、和太鼓を叩くこともできます。

小鹿野町と小鹿野高校の合同プロジェクト「竹あかり」は、間伐した竹を使った照明で会場を照らします。

「高校生『和』動画祭」は、コロナ禍で文化祭など発表の機会を失った高校生を応援する企画です。生徒が制作した動画を投稿してもらい、みんなで見て応援します。動画は現在21校分23本あり、こちらを特設サイトで紹介しています。

WABI SABI 大祭典の会場では、この動画を特別ゲストとして出演するお笑い芸人「すゑひろがりず」のお二人が紹介してくれます。

また、和服で来場した皆さんには着物特典として、一部のブースが特典を用意しています。会場でのレンタルもありますので利用してください。会場全体を「和」の世界にしたいと思います。

コロナ禍で行政が主催する野外イベントとしてのリーディングケースとしたいと考えています。様々な制約があり面倒をお願いすることもありますが、御協力をお願いします。

コロナ禍の埼玉 WABI SABI 大祭典への出演・出展に向けて、感染予防をしながら練習・準備を重ねてきた皆さんがお送りするプログラムが満載です。会場で、あるいはおうちで、ぜひ皆さんに埼玉の和文化の魅力にふれていただきたいと思います。

https://www.saitama-wabisabi.jp/