埼玉パナソニックワイルドナイツの本拠地移転について | 大野もとひろオフィシャルブログ Powered by Ameba

埼玉パナソニックワイルドナイツの本拠地移転について

 

昨日、8月24日は「ラグビーの日」でしたので、それにふさわしい話題をお届けします。

今年5月に決勝が行われた第58回日本ラグビーフットボール選手権兼トップリーグ2021で見事優勝し、日本一となった「パナソニック ワイルドナイツ」が熊谷に本拠地を移転し、8月30日から始動します。

そして、熊谷スポーツ文化公園にワイルドナイツのクラブハウスや宿泊施設が入る「さくらオーバルフォート」が今月末に完成し、ホテルやレストランなどの一般の公園利用者のための施設も整備されます。

ホテルやレストランは、9月11日にオープンする予定なので、皆様にはもう少し待っていただきたいと思います。

私も先日、完成直前のさくらオーバルフォートを視察させていただきましたが、写真で見るより迫力があり、コロナ禍が落ち着いたら実際に足を運んでいただきたいと思います。

埼玉パナソニックワイルドナイツの熊谷への本拠地移転は、チームと地元自治体、そして埼玉県ラグビーフットボール協会が一体となって進めてきた構想です。

リーグを統括している「ジャパンラグビートップリーグ」からも、ワイルドナイツには、来年スタートする新リーグをけん引する役割を担ってほしいとの話をいただいていて、埼玉県としても地域活性化や公園施設の活用促進につながると大いに期待しています。



さくらオーバルフォートの位置は、ラグビーワールドカップの舞台となった熊谷ラグビー場の西側です。

視察の際、パナソニックの方から、「野武士軍団といわれるワイルドナイツが熊谷に砦(クラブハウス)をつくり、城(宿泊棟)を築いた。そして戦場であるラグビー場へ出陣するというイメージで施設が作られた」と伺いました。

県営公園内に整備されたこの施設は、埼玉県ラグビーフットボール協会が建設し、これをワイルドナイツなどが借り受ける形となっています。



管理棟は、2階建てで、カフェなどの一部分を除き、ワイルドナイツのクラブハウスとして利用されます。

1階には、選手のためのミーティングルームやロッカールーム、浴室、そして、全長30メートルあるトレーニング室があり、2階には、スタッフルームや食堂などがあります。

選手からは、ロッカールームから直接、グラウンドや浴室に行き来でき、最高の環境でラグビーができると喜びの声をいただいています。

その他にも一般の方が利用できるカフェがあり、ワイルドナイツの練習を間近で観ることができます。

屋内運動場は、縦30メートル、横15メートルのドーム型で、バスケットボールコートとほぼ同じ大きさです。

全面に人工芝が敷かれていて、悪天候時の使用やサインプレーの確認のほか、ラインアウトの練習もできるよう、天井も約8メートルと高くなっています。



宿泊棟は4階建てで、ホテルとショップから構成されています。ホテルにはレストランや多目的ホールなどもあり、公園利用者に広く利用していただけるようになっています。

2階以上は、客室となっています。宿泊客以外も利用できる浴室もオープンしますので、公園内でランニングなどの運動をされた方も気軽に利用していただきたいと思います。

客室数は204室、うち137室は、低料金でプライバシーも維持される現在の若者のニーズにマッチしたカプセルタイプです。

残り67室は、主にツインルームで、グラウンド側の客室にはテラスがあり、ワイルドナイツの練習風景も眺められるようになっています。

ワイルドナイツからは、見学者がいることで緊張感を持って練習に打ち込めるので、「ぜひ、迫力あるプレーを間近で楽しんでほしい」との話がありました。

その他に、ワイルドナイツのオフィシャルグッズを販売するショップなどもありますので、公園を訪れた際には一度お立ち寄りいただきたいと思います。



来年1月の新リーグ開幕に向け、ワイルドナイツは、チーム名を「埼玉パナソニックワイルドナイツ」と改め、埼玉県をホストエリア、熊谷ラグビー場をホームスタジアムとして、まさに埼玉県を代表したチームとして参戦します。

ワイルドナイツには、新リーグでも大いに活躍していただき、ラグビー人気をさらに盛り上げていただきたいと思います。

そして、子供ラグビー教室や国際試合の開催などを通じて埼玉県のラグビーの普及・発展に貢献してもらうとともに、多くのファンを惹きつけて、地域活性化の起爆剤になってもらいたいと思います。

これからも、チーム、埼玉県、熊谷市、埼玉県ラグビーフットボール協会の4者がワンチームとなって、ラグビーの振興と地域の活性化に取り組んでいきたいと考えています。