東京2020オリンピック競技大会について
待ちに待った東京2020オリンピック競技大会がいよいよ開催されます。コロナ禍において、この大会が県民、国民への大きなエールとなり、勇気を与えることを大いに期待しています。
大会は、7月23日から8月8日までの17日間、全国で33競技、339種目が行われ、世界トップレベルの選手が、各地で熱戦を繰り広げます。
埼玉県内では、バスケットボール、サッカー、ゴルフ、射撃が4つの会場で開催されます。
埼玉県内でも、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、無観客での開催となりました。
埼玉県においては、パブリックビューイングについても、6月に中止することとしました。
本来であれば、多くの皆様にお集まりいただき、大会の興奮と感動を共有していただきたかったのですが、感染症のリスクを総合的に勘案し、苦渋の決断をしました。
競技会場やパブリックビューイングでの観戦を楽しみにしていた方も多いと思います。また、選手の皆様も、満員の会場で大きな声援をバックに競技を行いたかったと思います。
県民の皆様には、ご自宅のテレビなどで観戦していただき、ぜひ、同居するご家族と一緒に選手に向けた熱い声援をお願いします。
埼玉県では、応援を通じて大会を盛り上げる取り組みを行っています。
まず一つ目は、「Web・SNSによる埼玉県ゆかりの選手の応援」です。
特設Webページを7月16日に開設し、競泳の瀬戸大也選手、陸上競歩の岡田久美子選手、柔道の新井千鶴選手といった、オリンピックに出場する埼玉県ゆかりの選手85名を紹介しています。
選手のプロフィールや出場予定、競技結果など、ご自宅での観戦がさらに楽しくなる、大会本番の情報を発信していきますので、ぜひチェックしてください。
また、オリンピック・パラリンピック課の公式Twitterでも、競技日程や出場情報などをタイムリーに発信していきます。
県民の皆様には、無観客の会場で競技を行う選手のためにも、応援メッセージをどんどんツイートしてください。そして、みんなで感動と興奮を共有し、リアルタイムで盛り上がっていただきたいと思います。
また、8月8日まで、東京2020オリンピックのマスコット「ミライトワ」のぬいぐるみや、エンブレムが入ったバッグなど、大会公式ライセンス商品が当たるキャンペーンも実施していますので、応募してください。
二つ目は「都市ボランティア」です。
これまで、研修を行い、準備を重ねてきた都市ボランティアの皆様には、引き続き、オリンピックにかかわりを持っていただきたいと考えています。
そこで、ユニフォームを着て大会を盛り上げるなど、希望者に参加いただけるプログラムを用意しました。
新たな活動は、大会の盛り上げ、選手の応援、埼玉をPRの３つの柱で行います。
例えば、都市ボランティアの皆さんの大会への想いや選手への応援メッセージなどをボードに書いて写真に撮っていただき、事務局に送ってもらいます。
埼玉県でとりまとめ、ホームページやTwitter、会場のある市役所等に設置するサイネージなどで放映し、大会を盛り上げます。
また、沿道などからの選手への応援とともに、競技会場周辺の清掃活動も実施していただきます。
三つ目は、子供たちによる「選手を応援する作品」です。
選手を応援するために子供たちが作った絵や動画、工作といった作品をデジタルサイネージやポスターで展示します。躍動する選手や応援メッセージなど、様々な表現の作品を楽しんでいただきたいと思います。
7月23日から、大宮駅のほか川越駅、浦和美園駅など、会場周辺駅で展示する予定です。
また、県内で開催される4競技をモチーフにした看板も展示します。
看板の原画は、県内の美術・デザイン関係高校4校の生徒に制作していただきました。
伊奈学園総合高校には射撃、大宮光陵高校にはバスケットボール、越生高校にはサッカー、新座総合技術高校にはゴルフを担当していただきました。
7月26日から8月8日まで、JR大宮駅のコンコースに展示しますので、ぜひご覧ください。
事前トレーニングキャンプの受け入れも進んでいます。
事前トレーニングキャンプは、オリンピック期間中に8か国が9市町で実施し、イタリアやブラジルなどから、約500名を受け入れる予定です。
すでに昨日までに7か国、8件のキャンプが県内で行われています。
第1弾は、7月6日から始まった、コロンビアのウエイトリフティングチームの加須市でのキャンプで、参加選手には、リオデジャネイロ大会の銅メダリストであるモスケラ選手もいるなど、大会での活躍が期待されます。
本来であれば、選手が練習する風景を間近で見て応援したり、選手と交流する予定でしたが、感染症対策を徹底するため、制限されています。
事前トレーニングキャンプを行った国の競技が行われる際には、選手に温かい声援を送ってください。