高齢者の暮らしを支える「プラチナ・サポート・ショップ」 | 大野もとひろオフィシャルブログ Powered by Ameba

高齢者の暮らしを支える「プラチナ・サポート・ショップ」

 

埼玉県は、団塊の世代が全て75歳以上となる2025年にかけて、後期高齢者が全国トップクラスのスピードで増加します。

特に、介護ニーズが高いといわれる85歳以上の高齢者は、2040年には現在の2倍以上に増加することから、一人一人の生活支援ニーズも今以上に多様化することが見込まれます。

また、高齢者がフレイル(虚弱)状態になるのは、社会とのつながりを失うことから始まるといわれていて、人との交流など「つながり」を保つことがフレイル予防にとって重要です。

そのため、高齢者の生活支援や交流につながるサービスを紹介する専用サイトとして、「プラチナ・サポート・ショップ」を昨日からスタートさせました。

この取り組みは、企業等に御協力いただき、移動販売、見守りなどのサービスを実施する店舗等を登録し、情報を専用サイトで公開することで、高齢者の利用を促し、生活支援、介護予防を推進するものです。

このように、高齢者向けの事業者のサービスを取りまとめて県で情報提供する取り組みは、全国初です。

昨年8月から、高齢者の暮らしを支えるサービスを提供している事業者の募集を行い、サービスの登録を進めてきました。

専用サイトでは、サービスの内容や提供場所を地図で表示するなど、高齢者やその御家族などに向けて、分かりやすく情報発信するものです。



登録サービス例としては、例えば、イトーヨーカ堂、コモディイイダ、コープみらいなどは、買い物支援、宅配サービスなどを行っています。

埼玉りそな銀行、日本郵便などは、見守り、防犯サービスなど、ウエルシア薬局、セブン-イレブン・ジャパンなどは、貸しスペース、多目的トイレなどのサービスを行っています。

なお、専用サイトへのサービスの登録に当たっては、その事業者が新型コロナウイルス感染防止対策に取り組んでいただいていることを確認しています。

各サービスは、原則65歳以上の高齢者であれば御利用いただけますが、有料・無料など個々の利用条件はサイトなどで確認をお願いします。

5月18日現在、1,795件の登録をいただいています。今後も多くの事業者の御協力をお待ちしています。

また、感染症対策を行った上で高齢者が集う「通いの場」や、家でできる介護予防体操などの情報も、このサイトを通して確認できますので、あわせて御利用ください。

埼玉県では市町村と連携して高齢者の生活をサポートし、それを支える企業活動を支援することで、SDGsの理念である「誰一人取り残さない社会」の実現につながるものと考えています。

ぜひ、多くの方々に御利用いただきたいと思います。

 

■プラチナ・サポート・ショップ情報サイト