埼玉県内の感染動向 | 大野もとひろオフィシャルブログ Powered by Ameba

埼玉県内の感染動向

 

 

これまで、陽性者の新規報告数については、比較的早い段階で減少し、ステージⅢの指標を下回る水準になっています。

他方、病床全体の占有率については、大きく減少することなく推移していましたが、先週、ステージⅣの指標である50%を下回りました。

その結果、全ての項目についてステージⅣの指標を下回ることができました。12月27日に、入院が必要とされた陽性者が48時間を超えて入院できない状況が初めて出て、ステージⅢ相当を宣言しました。その後、感染が急拡大し、緊急事態宣言が発令されました。

あれから2カ月を経て、現在では、入院が必要な方はすべて入院できるようになっています。

これは、県民の皆様、飲食店をはじめとする事業者の皆様、医療機関や福祉施設の皆様のご協力によって成し得た結果であり、改めて感謝を申し上げます。

これまで、重症化リスクの高い高齢患者の増加を防ぐため、6弾にわたる高齢者施設対策を行ってきたこともあり、病床占有率が低下したものと考えています。

また、即応病床についても、各医療機関と丁寧に調整を行い、病床の拡大を図り、現在では、1,369床体制となっています。

以前から申し上げさせていただいた分母と分子の対策について、できることは全てさせていただいたと考えています。

さらに、最大確保病床については、当初計画していた1,400床を超える1,466床を確保する見通しが立っています。

緊急事態宣言の終了期限である3月7日まで残り1週間となりました。

ここでしっかりと陽性者を抑えておかないと、ワクチン接種を行う医療機関にさらに負担をかけることになり、緊急事態宣言の解除もおぼつかなくなってしまいます。

県民の皆様におかれては、自粛期間が長期間に及び辟易としている方もいらっしゃるかもしれませんが、一丸となってこの危機を乗り越え、これまでの努力を水泡に帰することがないよう、あともう少しの間、これまでの努力をさらに強化させてのご協力をお願いします。