参議院1期目の任期を終えるにあたり | 大野もとひろオフィシャルブログ Powered by Ameba

参議院1期目の任期を終えるにあたり

 本25日をもって、参議院議員としての1期目の任期が終了しました。ご指導・ご支援をいただいた支援者、諸先輩、そしてご教授をいただいた皆様に心より感謝申し上げます。

 振り返れってみれば、与党時代、冷戦後最大の安全保障上の変革となった平成23年の防衛大綱の動的防衛力構想を作りに参画したことに始まり、首都直下地震の際に適用される業務継続計画の各省基準統一、その後安倍政権で実現することになったNSC構想の開始、東日本大震災においてガソリン供給がゼロとなった日の南相馬市にガソリンを緊急手配する等の支援活動も行わさせていただきました。
 前半の一年生としてただ一人政務官に任命いただいた、防衛大臣政務官兼内閣府大臣政務官時代には、ゴラン高原からの自衛隊部隊撤収や、北朝鮮のミサイル発射対処、防衛大学看護学部設立決定等、責任ある立場から多くの仕事を担わさせていただきました。特に関係各省の説得に尽力したゴラン高原部隊の撤収は、中東専門家としての知見を元に、縦割り行政の壁を越えて実現させたもので、この決定直後には、ゴラン派遣部隊で初の被害者としてオーストリア部隊の二名が襲撃されて重傷となり、その数か月後にはフィリピン部隊が部隊ごと武装勢力に拘束される等、結果としてぎりぎりの決断となりました。
 野党になってからは、特定秘密保護法案審議や安保法制議論の中心で議論させていただきました。特定秘密保護法案では監視のシステムを強化することに貢献し、安保法制では政府の出した法案の立法事実が成立しえないことを明らかにしました。両法に対する対案作りも行い、特に、政府提出安保法制が尖閣諸島を含む日本の領海を守ることがないことを明らかにし、日本の領土領海を守るための領域警備法案を起案し、国会に三度にわたり提出させていただきました。しかしながら、数の力の前に強引に法律が成立したことは遺憾でなりません。

 このように、1期目にもかかわらず多くの機会を与えていただいたことには、感謝の想いしかありません。国会内外を問わず、多くの先輩や友人に出会えたことにも感謝しております。

 明日からは、2期目の任期が始まります。我が国が早急に対処すべき問題は山積しており、今後も政策本位で直球勝負を継続してまいります。引続き、皆様のご支援とご指導をお願い申し上げます。ぎい