所沢通信施設の一部土地返還 | 大野もとひろオフィシャルブログ Powered by Ameba

所沢通信施設の一部土地返還

所沢には、美しい所沢公園駅のすぐそばに米軍の大きな通信施設がある。米軍の様々な通信関係の中継基地になっているそうだ。


この通信基地を東西に横切るまっすぐな部分を道路とし、市側に返還する交渉がこれまで行われてきた。返還が実現すると、東西への渋滞が緩和するのみならず、東側のパークタウンや中新井ニュータウンと、西側の駅、観光庁施設、防衛医科大学校病院とが結ばれ、生活の便が向上することになる。


本件について問題となったのは、この返還される道路部分にかかるために移設が必要となる倉庫部分の国と市の負担割合であった。市側は当然、可能な限り負担を軽減させたいと考え、長い間交渉し、かつて火災が発生したときに倉庫の中身がわかり、本当に倉庫が必要か、と主張してきた由であった。


この交渉は長きに亘ったが、昨年の参議院選挙で当選した直後から、小生の方で働きかけを行ってきた結果、どうやら米側に市の交渉がまっすぐに伝わっていないことが判明し、今一度条件交渉を市に有利に進めるために、情報提供とこれまで築いてきた人脈を活用して在日米大使館への働きかけを行わさせていただいた。その結果、当初よりも市側の負担が大幅に減り、合意に達する運びとなったと理解している。倉庫の移転が無くなったり、あるいは市側の負担がゼロになることはなく、100点の結果ではなかったかもしれないが、交渉の片方の責任者たる当麻市長、小野塚衆議院議員とタッグを組んでの成果は、素直に受け止めたいし、これも政権交代の成果と考えている。そして、負担が軽減された形で地域の皆様の生活の便が向上することは、何よりである。


今後は、早期に米側と最終合意を正式に交わすことが必要だが、「ともだち作戦」で米軍側責任者が多忙であり、事務的な理由で目処が立っていないところ、何とか連休明けまでには正式合意にこぎ着けるよう、お願いしたところである。また、アンテナおよび道路以外の地上施設が、連絡道路の北側に集中することになり、南側部分の早期返還への期待も膨らんでいるようなので、可能なお手伝いを続行したいと考えている。


現時点での結果について、ご無理を申し上げながらも、お世話になった米側の関係者に感謝したい。