機械刈りした籾を乾燥して籾すりをして、出来上がった玄米を色彩選別機という機械(もちろん保有していません)に通すと、カメムシの食害にあってしまい黒くなったお米や、籾が取りきれなかったお米とともに、クサネムの種がはじき出される。クサネムは田んぼの中で目立つので、収穫前に何度か田に入り結構引き抜いたつもりなのだが結構残ってしまっていたようだ。
色彩選別機は結構お高いようだ。将来自分で米作りをするとき、もしこの機械が無かったらという前提で、クサネムの種を食べてみることにした。
まず炒り玄米に混ぜて食べてみた。作り方はこちら。
炒ったのでクサネムの種の色は全然気にならない。食感は大きなエゴマのようで、味の違和感も無い。ということで、この食べ方ではクサネムの種の混入は問題なし。
食感はエゴマのようだが、粒が玄米より小さいぶん火の通りが早いのかほとんどが焦げていて大変苦い。味覚が鈍感な自分は玄米と混ぜて食べるぶんには気にならなかったが、うちの子供たちはちょっとの混入にすぐ気がつくほど。
次に米に混ぜて炊いてみた。特にクサネムの種だけを先に浸水させたりせず、普通に炊いただけ。
ということで、自家用には若干の混入は問題ないが、やはりあげたり売ったりする場合には取り除いたほうが良さそうだ。
米を研いだり浸水すると、ヒエや籾の残りカスのような物は浮いてきて簡単に除去できるが、クサネムの種は浮いてくることはなく、また粒が小さいため手で除去するのはなかなか根気がいる。色彩選別機が無く、機械刈りの場合のクサネムの種の除去は田んぼに入り根気強く除草作業をすることが一番の対策のようだ。