共同井戸の3相200Vうず巻ポンプ。
合計約130aの田んぼのために、川から引き込む水もあるが、補助のために使われている。
平成3年(1991年)の台風19号で、それまで使っていたポンプ(写真右)が小屋ごと吹き飛んでその代替として設置されたらしい。
この頃は9件で130aの田んぼを耕作していたが、今は私含めて2件となっている。50aくらいは耕作放棄地となっている。
稲作の時期だけしか使わないので、だいたい5~9月のみ電気契約をしている。
昨年9月には問題なかったのだが、このたび水を吸い上げなくなった。
運転方法の確認と、状態点検
・呼び水を入れる。
・回転方向を確かめる。 →OK
・グランドパッキンからの水漏れが多くないか確かめる。 →OK
・給水管にひびなどがないか確かめる。 →OK
・手で主軸を回す →呼び水が動くので羽根は主軸と連動して回っている
取説によると、運転して最大7~8分で排水を始めるとあるが、時間をかけても排水しない。(水なしで運転すると故障する。怖いので最大5分しか待たなかった)
・給水管に異物が詰まった可能性もあるかと思い、呼び水のキャップを開けエンジンポンプのホースを突っ込み水を入れる。(呼び水キャップからは給水管まで水がいかないことはあとで判明) →どんどん水は入っていく
・この状態で呼び水キャップを閉め、ポンプを運転すると、配管内にたまった水はちょろちょろと排水をしている。 →羽根は回転し排水はしようとしている。
排水が続かないということは、給水に問題があるということだろう。65Aの給水配管を切断する。
配管を引き上げてストレーナを確認しても異物などはない。(45度エルボの下は約4.5m)
写真のように仮に配管をし、水が若干強制的にポンプに入っていくようにして運転しても給排水しない。
給水部を覗いてみると、ゴム製の逆止弁があるようだ。(図面赤丸部分)
水の逆流を防ぐためについているのだろう。
これでは呼び水の入り口から水を入れても、逆止弁により給水管まで水は届かない。
それはいいとして、逆止弁を動かしてみようと外から棒で押してみるととても固く、まったく動かない。
これでは水を吸わないのではないだろうか。内圧を下げるため、一応ポンプの排水キャップを開けて内部の水を排出し、再度逆止弁を押してみる、しかし動かない。
物は試しと逆止弁に棒をあて、軽く金槌でこづいてみる。なかなか動かないが、何度もたたくとようやくパカっと動いた。一度動くと、その後は少し強めに押すだけでよく動くようになった。
排水キャップを閉め、呼び水をいっぱいまで入れキャップをし、給水管を再設置し、運転。無事、排水が始まった。
使用期間が過ぎてもポンプ内部と排水管に水がたまり、逆止弁に圧力がかかり続けていたのだろうか。
今後はポンプ内部の水の凍結防止と、逆止弁の固着防止のため、ポンプ使用期間が過ぎたら内部の水を排出することを徹底する。
直すために丸2日くらい使ってしまったが、直ってよかったし勉強になった。
当時このポンプ設置に50万円弱かかったようだし、いつなのか井戸を掘ったり、配管をした先人の労力を考えると、今は電気代を払うだけで普通に使えることに、ありがたい以外の言葉が見つからない。
まだまだ使えるよう、大事に、大切にしていきたい。