函館ツアー その3 尤敏(ユーミン)
中華料理尤敏(ユーミン)である。
学生時代はもちろん、函館を訪れるたびに必ずシメに立ち寄るお店である。
函館は塩ラーメンで、有名だが、ここは塩ラーメンの店ではなく、中華料理屋である。
であるが!
これはこれで、間違いなく函館のソウルフード(^^)
これを食べずして眠るわけには行かない!
この店でマンボウが大好きなのは「ちゃんぽん麺」である。
ちゃんぽんと名称はついていても、長崎ちゃんぽんのそれとは全く異なる。
正式名称は「酢馬麺」と書いてサマメンと言うらしい。
そういえば、なんで、「酢馬」なんだろう??
別に酢が入っているわけでもなさそうだし・・・
そもそも字があっているのかな?
自信がなくなって来た・・・・(^^;;
そういえば、横浜には「サンマー麺」という中華料理が名物であるが、それの語源は諸説あるものの「生馬麺」で、
『生馬(サンマー):しゃきしゃきした野菜を指す』
というのが有力なようだ・・・。
なんかつながりや関連があるのかね??
おっと、閑話休題
尤敏では、どの麺類もデフォルトで3本の唐辛子が入っている。
ピリリと辛めではあるが、辛くて食べられないほどではない。
食欲中枢をちょうど刺激してくれる程度の辛さだ。
で、注文時に自由に唐辛子の本数を増やすことができるのだ。
マンボウは昔から8割方このようにコールしている・・・・
「ちゃんぽん5本ね(^^)」
この注文だけでも函館に来たなぁ・・・とつくづく思ってしまう。
唐辛子をわずか2本追加しただけであるが、ガツンと辛味が増し、味もギュッと引き締まる!
旨ーーーい(^^)♪
野菜から出た旨み、特に白菜の甘みだろうか・・・それが、唐辛子の辛さと重なり、散々飲み食いした後でも、スルスルと胃袋に収まる。
そうそう・・・
この店ではラーメンを食べる前にいつも注文する一品があったな!
春巻きである。
普通の春巻きとは違い、皮が卵焼きなのである。
ラーメンが来るまでのあいだ、これとカクテキでビールを一杯・・・・
やや醤油辛さを感じる皮と、たっぷりの野菜の甘みがとても美味しい!
確か値段は1人前1,200円だったと思う。
学生時代はめったに食べる事ができなかった高級品だが、今ではここを訪れると必ず注文する一品である。
さてさて、麺類に話しを戻すと・・・・
その時代その時代で、少しずつ流行の麺が違うようだ・・・・
オヤ兄ィやフクさんの時代は水醤麺(スイジャンメン)が主流だったようだ。
これはトロミのかかった醤油味ベースのラーメン。
いわゆる広東麺に雰囲気は似ているかも知れない。
タケノコなど角切りにされた野菜がごろごろと入っており、箸でちまちまと食べるのでなく、レンゲですくっていただくのが正しい食べ方。
熱々のとろみスープが更に辛さを引き立てるので、唐辛子の本数には注意が必要だ。
そして、後輩のハーター君やナハシィ君の時代の流行は辣醤麺(ラージャンメン)というのが主流だったらしい。
これは自分たちの時代にはあまり食べる人間がいなかったなぁ・・・。
写真はハーター君が二日目の夜に注文した辣醤麺!
(・・・てことは二日続けてこの店に行っているワケですが・・・(^^;; )
初めて一口いただいたが、スープの無いその麺は、中々強烈なインパクト!
スープが無い上に野菜も一切無し!
具らしきものと言えばひき肉だけ!
だが、なんとも言えない深い旨みがある。
これはハマリそう!(^o^)
どれもこれも東京では味わったことの無い味。
観光客もほとんど来ないような店ではあるが、地元の人間に「ユーミン」と言えば、歌手ではなくこのお店を思い浮かべると言われるほどの有名店。
考えてみれば、全く違う時代をすごした先輩や後輩・・・
後輩の多くは"同じ釜の飯を食った時代は無い"のだが、不思議とリンクでは息のあったプレーができる。
世代を超えてこの店で食事をしてきたことが「同じ釜の飯」の効果を担っているのかも知れない(^^)
やっぱり紛う事無く、我々にとってのソウルフードである。
大満足で、ホテルへ・・・
しみじみとした幸福感を感じながらベッドに横たわると、あっという間に深い眠りに陥ったのであった・・・。
(函館編・・・もう少し続けさせて・・・(^^;; )
「今日の一言」
時を越え
同じ釜の飯
この店で