お先にこちらから☆彡
大宮妄想小説です
BL要素含みます
パラレルです
《side N》
料理教室の女性から貰ったプレゼントを家に帰ってから開けてみた。
プレゼントはフリフリの新婚さんが使うような可愛らしいエプロンだった。
あー、俺、やっぱり女だと思われてたんだな。
このエプロンをつけてたら、大野さんびっくりしちゃうかもねって想像して、楽しくなってしまった。
でも何の反応もないのも寂しいから、とりあえずまた箱に戻して部屋にしまうと夕飯の支度を始めた。
もう夕食が完成して、食卓に並べ始めても大野さんは仕事から帰ってこなくて。
いつもならこの時間には帰ってきているし、遅くなる時には連絡をくれていたのに。
「何かあったのかな……?」
とにかく1時間ぐらい待って大野さんのスマホに連絡を入れたけど、電源を切っているようで繋がらなかった。
大野さんだって良い大人なんだから心配し過ぎなのかもしれないけど、今までこんな事なかったから、事故とか悪い方に考えちゃって落ち着かない。
座っていられなくて、家の中をうろうろしていた。
櫻井さんにも連絡してみようかと思っていたら、玄関から「ただいまー」と大野さんの声。
慌てて玄関に走っていった。
元気そうな姿にホッとした。
「おかえりなさい。
遅いから、どうしたのかと・・・」
思いましたよーって笑顔で言おうとしたけど、玄関で荷物を受け取ったら、ふわっと大野さんとは違う香水の匂いがした。
いつもならそんなに嫌な匂いとは思わないような匂いなのに、この時は甘ったるくて吐きそうなほど嫌な匂いに感じた。
そして、ふと見た大野さんのワイシャツの胸元に真っ赤な口紅がついていて。
「連絡もなしに、女遊びですか?」
思わず低い声が漏れた。
帰ってこない大野さんを心配して何も俺は手がつかなかったのに、その間、大野さんは女遊びしてたんだ。
込み上げる怒り。
でもそれよりも悲しみの方が強くて、涙が出そうになった。
それを堪えて、キッと大野さんを睨んだ。
「別に・・・俺の勝手だろ?
連絡しなかったのは悪かったけど、お前だって彼女とイチャついてんだから俺が女遊びしたっていいだろ」
「イチャついてるって何ですか?
彼女なんていないです」
言われている意味が分からない。
俺は女とイチャついてなんてないし。
ただ、勝手だろと言われて、酷く傷ついている自分がいた。
そうだよ、俺が怒る理由なんてどこにもないんだ。
大野さんが女遊びしても、俺はどうこう言えるような立場じゃないのに。
それでも泣きそうになる気持ちを抑える事が出来なくて。
何でこんな気持ちになるんだよ……。
誤魔化すように夕食を片付け始めた。
「そうですね、大野さんの勝手ですよね。
別に大野さんが何をしようと私には関係ないですもんね」
言っていて自分で悲しくなるような言葉だった。
次は、はなちゃんち
翔くん、誕生日おめでとうございます
嵐のお母さん的な存在でありながら、
あの帝王感とか色っぽさとか
でもクリクリした瞳は可愛かったり
ギャップ萌えの半端ない翔くん
これからも翔くんの活躍を願い
ずっと応援しています