ひと月30万円を超える入院費…しかも2か月経ったらまた転院をしなければならないということが判り、頭を抱えましたもやもや

父の容態は良くありません
が、この状態がいつまで続くのかは誰にもわからない。
お金が続かないから父の死を願うようなことになってしまったら…なんて考えるのも恐ろしい。

どうしたものか…ガーン

そのことをケアマネさんに話すと家で最後まで診る方法もあると告げられました。

それならば費用の面はだいぶ抑えられるし、毎日病院へ行かなくてもいい…

他の病院も調べましたがどこも同じくらいの費用がかかりました。

その費用の捻出が難しいのですから、家で看取るしか選択肢はありません。

前回使ったベッドは適正でないと、介護度にあったベッドに変えました。

この時は要介護5になっていました。

さぁそれからは大変アセアセ
ベッド、酸素、点滴の機械、吸引機、往診してくれる病院、訪問看護師さん、訪問入浴、それら全ての説明、契約📝 
もう訳が分からなくなるくらい大勢の人がやってきて一斉に打ち合わせしました。

自宅ホスピスが始まりました。

この時、2018年12月14日、おそらく年越しは無理だろうと言われていました。

私もそのつもりでスマホを肌身離さず、緊張した毎日を過ごしました。

訪問看護師さんは「どんな方でも自宅に帰ると必ず元気になるのよ。自宅のチカラって凄いのよ」と言いましたが、姉と2人で「いやいや、ウチは当てはまらないよね」なんて言っていました。

でも、看護師さんの言う通り‼️

父は落ち着いて、時折り笑顔を見せ、呼びかけにも「うん」て応えるようになりましたウインク

父の介護はザックリ午後2時に排尿量を測り、午後5時に点滴の差し替え、必要に応じて吸引、薄めたマウスウォッシュで歯磨き、褥瘡ができたら手当てをするくらい。

毎日することはコレくらい。
…何もなければ、の話しです。

看取ると決めての帰宅です。何もない訳がない訳ですが…

無理だろうと言われていた年越しも呆気なく年を飛び越えました。

やがて梅の花が咲き、父もひとつ歳を重ね、元号が平成から令和に…桜の季節も終わりの頃から父は毎日夕方に熱を出すようになりました。

座薬を入れると9時頃には平熱に戻るのですが、毎日夕方になると、苦しそうで…。

ほぼ1日中、目を瞑っていました。
目を開ける回数がどんどん減ってきました。