義兄が出ていったことで気持ちが軽くなったのに今度は駐車場に停めてある車が気になる…

駐車場は実家の目の前…車を使う度に家の前を通るわけで…今度はそれが気になり、プレッシャーとなった

車があるだけで気が重い…一体いつになったら義兄の呪縛から解放されるのだろうチーン



弁護士は義兄が出て行くとすぐに動いてくれた。

弁護士と義兄は電話でのやりとりで、弁護士と私はメールでのやりとりが主だった。

まず弁護士が義兄に電話。

義兄は保険金をちゃんと渡さなかった件について、ハッキリと理由を言わなかったらしい。

要するに相続分と相殺と言ったことをなかったことにしようとしていた。

実に義兄らしい。 やっぱり弁護士に依頼しなかったら保険金を取られた上に相続分も取られることになってたと思う。

義兄は自分の言葉に責任を持たない、そして他人の言葉には耳を貸さない、そんな人間だから。

弁護士が義兄が残した荷物(ゴミ)の処分も確認してくれたので、汚部屋の片付けにかかった。

ゴミ袋に片っ端から詰め込む…もう思い出とか形見とかいってる場合じゃない!!!!

思い出っていったって私が実家を出て30年近く経ってるわけだから、あるものは姉夫婦の20年分のもの。

ゴミの分別するだけだわアセアセ

まず姉が使っていたであろう布団を片付ける。

ボロッボロの布団…路上生活者の人が使ってたみたい…それを見たら涙が出てきた。

旦那にはあんなふかふかの布団を使わせて自分はコレか…かわいそうにえーん

実は姉が亡くなって初めてちゃんと泣いた気がした。

遺体と対面した時、葬儀…涙は出たケド泣いた感覚じゃなかった…

ずっと、いろんな感情が入り混じって純粋に姉がいなくなってしまったことに焦点が当てられなかった

もちろん悲しみ、寂しさ、はあったけど、他にも驚き、悔しさ、不安、言葉に表せない感情が湧いていたようで或いは何もない空っぽな状態だったのか…自分でもわからない。

ただただ毎日やる事をやっていただけ…

やっと姉にサヨナラする気持ちになったのかな

…と思ったけど、そうじゃなかったみたい

それからずっと夜眠れなくなった

不眠症とは違うけど、寝る時にどうしても考えてしまう…どうして?…何があった?…あの時どうだった…とか、考えなきゃいいのにどうしても考えてしまって眠れなくなってしまう。

それは実家でも、自宅でも…参ったもやもや

姉にサヨナラじゃなく、ようやく姉の死と向き合ったのかもしれない。

姉が亡くなって2ヶ月が過ぎていた。