やっと義兄がいない時間ができて嬉しかった。


介護も少しずつ慣れてきた。


そんな頃、父の容態が怪しくなってきた。


血圧が上がらない、呼吸が安定しない、ずっと硬い痰が絡まり吸引できない。


そんな症状が4日ほど続いた夜、その日は呼吸がずっと苦しそうで目が離せなかった。


酸素量を増やしてもずっと苦しそうで…サチュレーションを測ってみてもエラーになってしまう。


これはいよいよヤバいのではないだろうか…


見守るしか出来なかった深夜3時すぎ義兄が帰って来た。


電気が点いていたので扉を開け「どう?」って


「あんまりよくないかも」


この人にサチュレーションとか酸素の話ししても、わからない。


それまで介護に何も関わってこなかった人だ「よくない」が1番わかりやすいでしょう


朝4時が過ぎた頃、訪問看護師さんを呼んだ。


私「これは…危篤って状態なんでしょうか…?」


看護師さん「うーん…お父さんは今までも何度も復活されてきたから…今回も復活するかも…」


…と言いつつご家族、側にいてあげてくださいって…


ヤダ…ダメなの?


すると義兄が「(姉を)迎えに行ってくる」と家を出ました。


30分くらいで姉を連れて戻ってきた。


間に合った‼︎よかった!!!!


父は最期、家族全員に見送られ旅立った

きちんとありがとうも伝えられた


父が死んだというのに私は幸せな気持ちになり不思議な感覚だった。



姉の脳梗塞で私に介護がバトンタッチされてから2週間後のことでした。




ここまではいい話しな感じだけど、のちに義兄は俺のお陰で間に合ったと、何かにつけ恩を着せるように…


うぜーーー!!