携帯が止められたことを機に溜まっていた請求書を手に姉の病院に行った。


「全部義兄に渡して。義兄が払うでしょ」


「あ…わかった…汗

あの人さぁ全然仕事行かないんだけど…生活費も全くくれないから今まで全部私が出してるよ」


「そっか…私(姉)から言うわ」


「頼むね」


そんな会話をして帰り義兄の元へ


義兄は請求書を見ながら「これはまだ大丈夫。これもまだ大丈夫。とりあえずこれだけ払えば大丈夫だな。病院行って姉に言って」


はぁ???まだ大丈夫ってなんだよむかっ

すぐ払わないから携帯止められたんだろうが‼︎

しかも!たらい回しかよ⁉︎   


姉の所に行ったとて、そこにお金があるわけじゃなく、病人に(気持ちの)負担かけるのもなぁ


それにライフラインがストップしたら父の命取りになる。


父は酸素、点滴、吸引機、ベッド全てに電気の力が必要だった。





結局また私が払った…ライフラインが止まるのが怖かったから…躊躇してる余裕はなかった


この頃の私は、とにかく姉が退院してくるまで父に生きていてもらわなきゃ! 最期は姉も一緒に見送らなきゃって、頭の中はそれでいっぱいで、お金のことは後回しになっていたのです。



それはそうと義兄はいつ仕事を再開するのだろう?


毎日昼まで寝て、起きたらどこかへ出かけブラブラ。


姉の病院に行くでもなく何してんだ???