おはようございます
今日はバレンタインデーですね
もうずい分むかしの話...
ハート型のチョコケーキを焼いたことが
ありましたが
焼き上がりに近づくにつれ見事なまでの
割れ目で まっぷたつ 
それ以来 チョコケーキは作らなくなった
みっちーです。
さて
さっぽろ雪まつり 最終日に見に行って来ました。
と言うのも
仕事帰りにチラ見した時は製作中だった
ゴールデンカムイの雪像
完成形が見たいー
もうひとつ
俄然 使命感に燃えたのは
市民雪像のクラーク博士を確認せよ
あれは確か2月2日 朝の情報番組にて
仕上げに取り掛かっている「湯ばーば像」の
すぐ側で インタビューを受ける青年2名。
「僕ら クラーク博士を作る予定なんですけど」
ん？？？
おいおい ただの雪のかたまりだけど？
まさか？これから作るんかーい？？？
え？
今日が締め切りだってよ！
一日しかないけど？？？
「出来なかったら僕らの所は更地になってまーす
笑笑笑」
彼らの頑張りの結果を
この目で確認せずにはいられない
最終日の朝 出かけたものの 夜中の積雪29cm。
雪まつり会場は 関係者総出の雪かきで大忙し。
その中を
ママさんダンプをかわし
大通9丁目から東へ向かってひたすら歩いた。
時には観光客一家に囲まれ その一員と
なりながら...
雪像ばかり見て足もとが滑り 大勢の前で
転びそうになりながら...とにかく歩いた。
「クラーク...クラーク...」
いやいや
考えたくはないが、製作期限に間に合わず
更地になっている可能性も否めない
だったらクラークを探しても意味がない。
あっ！そう言えば 湯ばーばの近くだった！
「湯ばーば...湯ばーば...」
テレビ塔がずいぶん近くに見えて来た頃
あの大きな頭は...もしや...？
「いた〜！湯ばーば 見ぃ〜つけた！」
お隣では 野球しようぜ〜！と大谷くんが
微笑んでいる。
もはやクラーク博士の存在はどうでも良いのか？
「これは見事な湯ばーばじゃ！」
日本昔ばなしのおばあさんが言いそうな
セリフをひとり心の中でつぶやく。
さすが 人気投票 第1位
はぁ満足満足
あいや
ちょっと待った！
クラークだよ クラーク
たしか、彼らは
湯ばーばの後頭部を背にインタビューを
受けていたはず。
と すると...
あの辺りか？？？
一方通行の人の流れに逆らいながら
一目散にクラーク博士のもとへ
まるで初デートの待ち合わせに遅刻しそうな
若かりし頃の私か？
気持ちは前へ前へ しかし 足がついて行かない
クラーク博士の立て札 見ぃ〜っけ
しかーし
その場に立って"Boys, be ambitious" と
遠くを指差しているであろう博士の姿は
昨夜の積雪で 丸い ただただ丸い
雪のかたまりと化していたのだ
そう！
青年たちがインタビューを受けていた時と
何ら変わらない
雪のかたまり...
出来ることなら、中に入って積もった雪を
この手で払い除けてあげたかった。
更地でなかったことに安堵したが
ひょっとすると 彼らは製作をあきらめ
『本来はクラーク博士になるはずだったんだよ！』
とのメッセージを立て札に残し
その場から去ったのかもしれないと
この文章を書きながら思いを馳せた。
だとしたら
積もった雪を払い除けるなんぞ 余計な所業は
絶対にしてはいけなかった。
粉雪のヴェールに包まれている方がいい。
あぁ！おばちゃんの老婆心から来る"良かれ"が
発動しなくて良かった〜。
青年たちよ
出来ることなら来年は
もうちょっと早めに計画を立てて
製作に携わっておくれ。お願いだ！
何はともあれ
圧巻のゴールデンカムイ像
ちょっぴりせつない博士像
他にもたくさんの雪像の数々
楽しませていただいた
さっぽろ雪まつり2024でした。
自衛隊のみなさま
市民雪像を製作されたみなさま
関係者のみなさま
ありがとうございました。
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