実年齢より若く見えた彼女はひとりで入院してきた
手術の際は実の両親が付き添った
手術の結果
今後緩和的な抗がん剤をするか、しないかの判断となり
彼女は抗がん剤はしません
とはっきり断った
理由を聞くと
抗がん剤の副作用で体がボロボロになるくらいなら、自然のままで死にたいと
そんな彼女のところに足しげく通うスーツ姿の男性がいた
彼は内縁の夫だと言う
彼が来る日はシャワーを浴びてメイクもして、シルクのパジャマに着替える
痛みが出始めて体も痩せ始めると、彼女は両親以外は面会謝絶にした
きっと
彼に最期の姿は見せたくなかったんだ
彼には綺麗なままの自分でいたかったんだ
彼女のブレない、芯の通った決意と生き方が印象的だった