― MOMENT ― 本多 孝好
長期の しかも末期の入院患者の耳にしか入らない
必殺仕事人伝説
死を間近にした患者の願い事を かなえてくれる掃除夫がいるという
最初コメディかと思ったが
思わず人間の一生を考えてしまった
死ぬ前に ひとつ願いが叶うとしたら
自分は何を願うのだろう
死ぬ前の願いなんて無意味だと思っていたが
これを読んで 悪くないなと思った
自分のためではなく 誰かのための願い
自分のためにと思っても 結局死に際に願うことは
愛する世界への祈りのようなものかもしれない
この感情さえ日常のものになれば
くだらない争いなど 無くなると云うのに