去年の今頃は、
学校から渡された問題集について、
その矢先から
所在が分からなくなったとか、

同じく
学校からの大切な書面プリントも、
手渡されたその場で、
学校の自席の机の引き出しに入れたのか
カバンの中に入れたのか、
「入れた」と言えば聞こえは良いが、
実質は「押し込んだ」のか、

事ある度にすったもんだしていたのに、
たった1年で随分と落ち着き、
今や、特に自分が一生懸命に
しているスポーツへの将来性を考えて、
やっぱり勉強は大事だと気づき始め、
背丈も高くなりイケメン度が上昇中。

韋駄天君。

利き腕の前腕部なんて
ちょっとしたスポーツをしている
成人男性よりも太いかも知れません。

腕も長くて勿論スタイルも良いので、
すごくカッコ良くなってきました。

ただ、利き腕とそうでない腕の太さの
バランスが良くなくて、
握力を均等にするのだと言って、
日々自主トレをしているそうな。

服も自分で選ぶそうですが、
20歳くらいの人が着るような
今風のラフな服が多く、
中学2年生に成り立てなのに、
早くも青年の雰囲気を
醸し出しています。

成長期に入った男の子って、
たった1年なのに、
劇的に大人へと向かう
時期ではあるのだけれど、
その代表格のような子です。

言うことについては、
現実味のない「ふろしき」から、
ちょいと現実味のある「ふろしき」に
変わりつつありますが、
「大風呂敷」が
「小風呂敷」になった感じで、
まだまだ信頼性に不足が見られます。

とくにお勉強は。

「先生、オレ、文字式、
 もう大丈夫っすよ。」

「え? まだその単元に
 入ったとこちゃうの?」

「今日ね、数学の先生と
 勉強のできる友達に直接
 教えてもらったから、
 めっちゃ分かったんっすよ。」

来た来た。

これこれ。

「オレより勉強のできる友達」
「めっちゃ分かったんっすよ」
「もう大丈夫っすよ」

「オレより勉強ができる友達」
については、
必ずどのくらい出来るのかを
確認しなきゃいけません。

「勉強」ではなくて「ベンキョー」
という段階の韋駄天君にとっては、
自分の得点よりも10点でも高ければ
「オレより賢い(勉強ができる)子」
なのです。

実際に詳細を聞き出してみると、
10のうちで8までが
このパターンです。

スポーツはバリバリ出来るけれど、
お勉強はアカンという典型。

威勢は良いが土台は優しい性格なので、
人当たりも良いから、
同性の友達も多いし、
女の子も放っておかないかも。

「今日日(きょうび)の女の子って、
 結構ハードル高いから、
 おベンキョーでけへんかったら
 ちょっと悲しい(厳しい)
かもなぁ。」

なんていう会話も時々しております。

で、ホンマに分かったんかいな

ということで、
文字式の問題をさせてみたら・・・滝汗

こんな感じでした。チーン



 

 

 

※ 筆跡はすべてワタシです。

 

 

やっぱりな・・・。グラサン

「うわっ! オレ、
 全然分かってないっすよね?」滝汗

「ナンで疑問形なん? 
 ごらんのとおりでござんすよ?」真顔

「ヤバッ! オレ、ヤバいっすよね?」ゲッソリ

「これが試験前日やったら
 どないする?」グラサン

「う~わっ! 今で良かった。」ガーン

「早期発見、早期治療。
 それにしても、
 まあ、上手に間違えてるよね?」真顔

「え? 

 間違い方が上手なんっすか?」えー

「そうそう。だって、
 『たぶんアカンやろな』と
 こっちゃが思ってるとこ、
 全部アウトやん?」グラサン

韋駄天君の名誉のために申しますが、
全体の4割は合っています。

まあ、全部が全部
アカンことないのですが、
これまた定期考査の結果と
絶妙に一致しておりまする。

「説明、先生と友達から
 聞いたんやろ?」

「はい。」

「こんな答が出るような
 説明やったんか?」真顔

「多分・・・違うんかなぁ・・・。」ショボーン

「ホンマ、『炭酸アタマ』やな。』

「あ、久しぶりに出た。」爆  笑

とニッコリ笑って、

「教られて覚えても、
 アタマのどこかの栓を開けたら
 覚えたことがシュワーッと
 消えていく・・・」爆  笑

と、ほざいております。ムキー

ここまでスッパリと「おとぼけ」を
してくれたら、笑うしかないのです。

「ホンマ、
 上手に全部間違えてくれてるから
 ボクの仕事のしがいがあるわ。」

「ホンマっすか?」

「いやいや、ほめてへんのやで?」

「もっかい(もう1回)
 全部やり直しさせて下さい。」

「もとより承知。」

ケチョンケチョンに間違っても
けっして拗ねないところが
韋駄天君の良い所です。真顔

一生懸命なスポーツで
ケチョンケチョンに
やられることも少なくないようで、
打たれ強いのは確かです。

「でやな、2回やり直して
 できひんかったら、
 『調教』するわな。」

「指導」ではなくて「調教」。
ホンマ、馬やないねんで?爆  笑

で、本日のブログ・タイトルの
意味(オチ)ですが・・・

「先生、オレ、
 めっちゃ握力ついたっすよ。」ニコ

聞けば、小学2年生か3年生の時点で
すでに25kgくらいあったらしい。
で、現在は右が52kg、
弱いと本人は言っているけれど
左が45kgほどらしいです。びっくり

 

(あるサイトで調べますと、

小学2、3年生の男児の平均が

12~16kg。52kgについては、

最も筋力が強くなると言われている

30台の成人男性の平均を
3kgほど超えています。)

 

ホンマ、中学生なんか?びっくり

身体能力抜群でございます。

 

「どんくさい」が
「現在完了形の継続」のような
ワタシからすれば羨ましい限りです。爆  笑

もし中学生のときから
韋駄天君のような
高い身体能力があったら
それこそ人生が
変わっていたでしょうね。真顔

その代わり、
韋駄天君とは出会えていないだろうね。真顔


「う~ん、『あく力』もエエけど、
 『がく力』もつけようね。」

「あ」と「が」のおおちがい。
気づいていただけましたでしょうか。グラサン

 

【追記】

 

最近のブログ記事に、

「もしあの頃に~だったら、

 人生変わっていたかも?」

というのを書くことがありますが、

やっぱり今の自分があるのは

過去の積み上げなのですから、

「もし~だったら」なんてことは

あり得ないかな・・・。

 

戻れるものなら

やり直したいとも思いません。

 

ただ、スポーツの「ス」の字も

知らないワタシ。

何がどうおもしろいのか、

見当もつきません。

 

「もし~だったら」の「~」に

なにがしかのスポーツの名前を

入れて考えた場合、

そのスポーツのおもしろみが

理解が出て来て、

趣味の幅が

もっと広がっているんだろうなと

思うことはあります。チョキ真顔

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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