前回の続きです

 

2日目も終わり、
3日目の後半にさしかかると、
中学1年生はさすがに疲れた様子を
見せ始めました。

でも、
ここまで来たという自負があるので、
弱音は吐きませんでしたね。

それだけでも大したものです。

そして3日目の午後10時が
やって来ました。

やれやれ~・・・!

これは生徒さんもワタシも
共通の気持ちなのは
言うまでもありません。

場の雰囲気が和み始めたとき、
1日目が終わったときと同じ質問を
投げかけてみました、

「いかがでしたか?」

すると、返されてきた答は、

「意外と出来るもんやね」ではなくて、
真逆の答だったのです。

「出来ひんもんやな。」

実は同じ「出来る・出来ひん」でも、
1日目の場合は

「意外と10時間って出来るんやね」
という意味合いです。

ところが、3日目の「出来ひん」は
自分が思っていたことが
そんなに出来なかったという意味での
「出来ひんかった」なのです。

1日目の「出来る・出来ない」と
3日目のそれとは
まるで視点が違っていました。

30時間ってものすごく長いはずなのに、

「30時間で出来たのは、
 たったこれだけ?」

という実感を全員が持ちました。

実は、これが真の狙いでした。

狙いのひとつ目は、
自分にも30時間の学習が

出来るというのを
こういった特別な経験通じて
自信を持ってもらいたかったこと。

二つ目は、
一見すると、とてつもないように感じた
30時間なのに、
あれもこれもと描いていた
それぞれのイメージ通りに
出来なかったこと。

つまり、自分たちの想像が
いかに現実とかけ離れていて、
現実がどれだけ厳しのかを
知って欲しかったこと。

それから数日後に、
当日の自己分析をしてもらいました。

その中で分かったことは
「やり遂げた感」と
「達成感」の違いでした。

どういうことかと申しますと、

「やり遂げた感」はあったが
「達成感」がなかった子と、

「やり遂げた感」はなかったのに
「達成感」があった子に
はっきりと分かれたのです。

此(こ)は如何(いか)に?

 

更に続きます

 

 

 

 

 

 

 

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