※ ネットからお借りしました。

 

 

帰省時に郷里の酒豪と言われる男性に
「酒豪」と言わしめたのは
何を隠そう
(隠さんでもええのんですが)
今は亡きオフクロ様です。

で、ワタシ。
一滴も飲めません。
肝臓でのアルコールを分解するための
酵素の分泌量が、
先天的に少ないというのか、
ほとんどないからです。

里の人いわく、

反面教師。グラサン

あ、いえ・・・
オフクロ様はお酒には
めっぽう強かったのですが、
飲みっぷりが良く、
酒は飲むが酒に呑まれることはなくて、

 

むしろ酒に呑まれて前後不覚になり
醜態をさらすのであれば
飲まない方が良いという

考えの人でしたので、

酒を飲んで周囲に絡んだり、
その辺のモノに八つ当たりして
破壊しまくったなんてことは
全くなかったですね。

まあ、お酒飲みさんにはありがちな、
ちょいと説教臭くなったり、
同じ話の周囲を堂々巡りなんてことも
間々ありましたが、
それもご愛敬の範囲でした。

それでも、家ではというと、
盆正月にちょいとたしなむのが日本酒、
夏になって

おかずにフライものとかがあれば
缶ビールを(350ml)をたしなむ程度。

一方の、いわゆる
「反面教師」のワタシはというと、
甘いものが大好き。

オフクロ様も温泉好きだったので、
二人してよく出かけました。

当時は自家車を持っていたワタシは
いわゆる、

今ではもう死語になっている?
「アッシー君」でした。

大抵の長距離旅行もクルマでしたが、
ホテルや旅館での夕食時には
必ずオフクロ様はビール、
ワタシはウーロン茶というスタイルで

「かんぱ~い。
 あしたも安全運転よろしく~。」

てな感じでした。

こういうこともあり、
食の好みも大きく違っていて、
例えば炉端風のお店に行くと、

ワタシはイタリア料理系のものを注文し
オフクロ様は白子などの
酒のアテを注文したのです。

運ばれてきたものを見比べては、

「全然違うな~。」

と、しみじみと言ったものです。

酒好きの人って、
甘いものを苦手とする人が
少なくないようですね。

たまに「両刀遣い」の人もいますが、
オフクロ様も例外ではなくて、
甘いものをホンマに
おいしそうに食べる私を前にして、

「見てるだけでアタマ
 痛(いた)なってくるわ。」

と、ぼやいてました。

それでも昼間から酒を飲むことは

なかったのと、

仕事帰りや休日に

酒を飲んだとしても

背筋が伸びていたのには

さすがだなと感服させられたものです。


デパートへ出かけるとき
ワタシは荷物持ち兼アッシー君で、

 

喫茶店に立ち寄っては
ここだけは共通する好みだった
コーヒーを飲んでは
いろんな話をしましたね。

そんなオフクロ様だったんですが、
唯一これだけは好きやったんです。

あんぽ柿。

ウェブで調べますと・・・

 

福島県の北部にある伊達市の
五十沢(いさざわ)地区が
発祥とされています。

江戸時代、この地域で製造、
販売されたのがはじまりとされ、
当時は「甘干し柿(あまほしがき)」と
呼ばれていたそうです。

「甘干し柿」
ちょっと言いにくい・・・。

なので、転じて「あんぽ柿」に
変化したようです。

福島県伊達市が有名ですが、
その他にも果物の栽培が盛んな
和歌山県や山梨県産
のあんぽ柿も出回っています。

ビタミンA・ビタミンC、
カリウムなど様々な栄養が含まれており、
栄養価が高い果物。

作り方は、今回Google先生に尋ねて
初めて知りました。

硫黄燻蒸(いおうくんじょう)という
製法です。

硫黄を使い、害虫駆除や防カビ・
殺菌の目的で、気体の薬剤を対象に
浸透させる方法なのだそうです。

その後、長い期間戸外の日陰で干して
硫黄の毒性を消失させます。

お話を戻しまして、

オフクロ様の好みのことなのですが、
未だに理解出来ない
(受け入れられない)ものがあります。

熱々のご飯にハムを乗せて
それをお茶漬けで食べるのです。
大抵は家庭内でのことですけれど、
この光景を目の当たりにすると、

漫画の神様と言われた手塚治虫氏が
エビ天にいちごジャムをつけて食べた
というエピソードがありますが、

それに匹敵するくらい
奇妙に見えたものです。

あとは山かけ丼ですかね。
山芋を擦った、いわゆる「とろろ」と
いうやつですね、
それを熱々のご飯の上にかけて
さもおいしそうに食べました。

「とろろ」を入れたみそ汁を
ご飯に掛けて食べるのであれば
ワタシの理解の範疇なんですが、
「とろろ」はまだしも、
ハムを乗せてお茶漬けはねぇ・・・。チーン

今日、スーパーに行き、
果物コーナーを見ていて
ふとあんぽ柿に目が留まりました。

ホンマにおいしそうに
食べましたのでね。

仏壇にお供えしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

※小冊子「国語の隙間」・

「ニュースレター」・

国語読解のニュースレター」を

プレゼント中です。

 

ZOOM遠隔授業のご相談も、どうぞ。

 

気になる親御様は、今すぐ、

下の塾のバナーを

クリック(タップ)なさってください。