今日の午前中は、メンターさんによる
定例ZOOMセミナーでしたが、

午前11時ごろでしょうか。
別の会社から立て続けに
電話がありました。

その度にPCのモニターの前から
中座をせなアカンのですが、
大抵の場合、
どっかの企業さんからの、
いわゆる勧誘電話です。

昨日は昨日で、
「3年前にお電話を差し上げた
 コピー機の代理店なんですが・・・」
という、お若い営業マンさん。

話し方から、
ちょっとセールストークが
慣れてきたころで、

 

新入社員さんに教育をしながら
ご自身も修行中みたいな・・・
そんな気配を受けました。

「う~ん、あのね~、
 昨日のおかずも覚えてへんのに、
 3年前の話をされてもね~。
 申し訳ないんやけどね・・・」

昨日は午後3時半ごろで、
午後6時から始まる
ZOOM生の国語の答案を
「採点&解析&解説の書き込み」を
している最中でした。

これをしているときのワタシは、
ブログなどの文章を
書いているときと同じで
「時間のない世界」に
入り込んでいます。

そこに電話ですのでね、
無理やり現実の世界に
引き戻されるような気分と、

 

自分の思考の連続に
くさびを打ち込まれたようで、

 

正直申し上げて
あんまり気分の
エエもんやないです。

わがままやと言われたら
それまでなんですけれど・・・。

もしこれが塾生のお母さんとか
新規のお問い合わせの方やったら
「気分云々」は
めっちゃ失礼な話ですけど、

大体、この時間帯にお電話を下さる
お母さんやお父さんは
まずいらっしゃいませんからね。

だって、イマドキのご家庭って
大抵は共働きをされてますから、
たまにお電話を頂くときでさえも
12時過ぎです。

いわゆるお昼休みですね。

でも、
Lineメッセージをいただくのが
圧倒的に多いパターンですので、
営業さんからの電話がほとんど・・・。

で、今、決算時期なんで、
営業成績を
上げなアカンのでしょうか、

Google に写真を掲載するとか、
コピー機の買い替えとか、
福利厚生のなんとかだの・・・

正直言って 
「I'm tired !(もう、うんざり)」

大阪弁では
「げっそりするわ~」とか、
「往生しまっせ~」なのです。

特に、
「3年前にお電話を差し上げた
 コピー機の代理店なんですが・・・」
と電話を下さった営業マンさんに、

 

こういう手の人に対して珍しく
穏やかに対応したんですが、

「今はね、リース料も1万円切ってて
 中には9,500円やのうて、
 8,000円くらいのところも
 出てきてるでしょ?」

「そうですね・・・」

「でもね、3年前、
 業績がめっちゃ落ち込んで、
 そのときコピー機の具合が
 どないもならんように
 なってしもたんよ。

 そんなときやから、
 新しいリースなんか
 ホンマやったら組まれへんでしょ。

 そこをね、
 何とか組んでくれた営業の子が
 いたんよね。

 その会社とその営業の子を、
 そんな簡単に
 裏切られへんでしょ?

 リース料、確かに安かったら
 こっちは助かるけどね、

 そやから言うて、
 安いからこっちの会社にするわとは
 言えんでしょ。

 それがお付き合いってモンやしね」

もう今は、このような客層の人は
おらんようになりましたが、

 

ちょっとでも
授業料の安い塾を探しては
半年くらいで塾をかわってはる
お母さんがいてはって、

 

入塾前の
お話を伺っているときでさえ、
なんだかんだと2軒か3軒の
塾の悪口を言いはったので、

 

「あ、これはタチが悪いやろな・・・」
とは思っていました。

とはいえ、
無碍にお断りするのもナンなので、
一応は受け入れたのですが、

経験上とはいえ、
信頼度の低い
この手の親御さんのお子さんって
大抵は勉強できませんし、

 

する気がないというのが
大体のパターンです。

いずれケチをつけて
早ければ半年で辞めはるやろな~

 

後足で砂をかけられるのがオチなんで
その子に本気で接しられません。

どんな子にも
「本気で・・・!」とは思てますが、
こっちも人間なので、
やっぱり二の足を踏まざるを得ない。

信頼関係って
こんなモンやと思うんですね。

向こう様の信頼を得ることは
塾屋にとって当たり前のこと。

でも、親御さんも
塾屋からの
ある程度の信頼性がなかったら
結局そのしわ寄せは
お子さんに来るわけですからね。

子どもさんが
イチバン可哀そうなんやけど、

 

「安いとこ安いとこ・・・」の
お母さんの頭の中には
お金のことしかないので、
言っても無駄ということもあり、

 

最近は、
「ウチの塾は、
 授業料の日割り計算してはる方は
 初めからお断りしてます」と
ハッキリ言うようにしています。

「後の喧嘩は先にせえ」は
大阪人の鉄則のようなもの。

そういう経験を
何度か踏まえているので、

 

というのか、
商売をしてはる方であれば、
「それはないやろ~」という
経験は数知れず。

それは会社組織であっても、
最先端にいるのは
営業マンという「個人」です。

中には、
「客が減ろうが、会社やねんから
 自分は痛ないし・・・」と
思っている営業マンさんも
いるかもしれませんが、

 

そういう営業マンさんがいる
会社に限って、
「客やったら誰でもエエから
 とにかく集めて来い」と、
かなりな無茶ぶりを
営業マンさんに
吹っ掛けている場合が多い。

そんな会社、信用できまっか?

「ということで、
 悪いけど、今のところ
 義理を外されへんからね。」

そう言って、電話を切りました。

こんな時代やからこそ、
古来の日本人の感覚、
大事にせんとアカンよね。

世知辛い世の中で、
そんなこと言うとったら甘いと
言われるかもしれませんが、

 

もう57年も人間をやって来たんで、
今更、安けりゃ簡単に裏切るような
動物みたいなことは出来ません。

ネコだって、犬だって
一宿一飯の恩は忘れへんのに。

「動物みたいなこと」なんて言ったら
動物に失礼やし。

 

 

 

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