大人になると人生がつまらないものに感じてしまうときがあります。
子供の頃はあんなに世界が楽しいものだったのに、大人になって社会にもまれていると、ふと楽しいものが無い事に気が付きます。
ストレスやしがらみなど考えるべきことが多すぎて、楽しい事に目が向かなくなっている事もあると思います。
そのうちの一つとして「好奇心」を置いてけぼりにしてしまっている人も多いと思います。
今回は「好奇心」を上げるための方法をお伝えします。
好奇心の発動に欠かせない4つの方法を「DIVEモデル」と言います。
Detach(切り離す)
Intend(意図する)
Value(価値観)
Embrance(受け入れる)
一つずつ説明します
Detach
私たちは経験を積むと、どうしても「知っている」「分かっている」という前提で物を見がちです。
しかし始めから頭をいっぱいにしてしまうと、入るものも入らなくなってしまいます。
好奇心も一緒で、先入観や好き嫌いで物を見てしまうと、好奇心が働きません。
ここでは捨て去るものを「A・B・C」と呼ばれています。
A(assumptions) 思い込み
B(biasess) 偏見
C(certainty) 確信
A:思い込み(assumptions)
思い込みとは「私たちが証拠も無しに「これは真実だ」「これは事実だ」として受け入れている信念の事です。
私たちは必ず何らかの思い込みを持っていて、頭の都市足とは関係ありません。
元々人間は「思い込み」をするように設計されています。
なぜなら、新しい情報をその都度分析して処理していては、脳の処理が追い付かなくなる可能性があるからです。
バイアスとも言いますが、実は時間とエネルギーを効率的に進めるためのショートカット機能なのです。
思い込みには良い面もありますが、今の現代社会では悪い方が目立つことも多いです。
例えば長年連れ添ったパートナーに対して「飽きた」と言うのは「相手の事を全て知っている」という思い込みに過ぎないかも知れません。
自分の事すら分からない事もあるのに、相手の価値観や人生経験などを全て知っているはずがないのです。
ここで好奇心がどう役に立つのかと言うと
「子供の将来の事について、パートナーと意見が大体食い違っているな。相手はどういった価値観で子供の将来を考えているのだろうか?」
「この話題になると、相手はいつも嫌な顔をする。今まで知らん顔をしていたが、どういった考えを持っているか、話し合ってみよう」
「この考えは思い込みかも知れない」と考えて、相手と対話して都度確認したり意見を求めたりすると、自分と違う考え、
価値観に触れる事ができます。
そうすると相手と変にこじれる事もなく、自分と相手の意見を合わせてよりよい答えにたどり着けるかも知れません。
勘違いしてほしくないのは思い込みが全て悪いものではないということです。
人間は必ず思い込みをしていると考え、それが正しいのかをテストして確認していく姿勢を身につける事が大事と言うことです。
思ったより長くなりました。続きは次回