学校や職場でも「弱みを見せられない」人がつらそうにしているのを見ます。

「弱みを見せられない」が為に無理して話を合わせている感が出てしまっていて、周囲は見ていられないのだけど本人は上手く行っていると思っている様子。

 

もう一つ「親切にしすぎてしまう人」が苦しむのも多く見てきました。

始めのうちは相手の為にもなるし、自分も気分がいいから受けてしまう。次第に苦しくなってきても本人は踏ん張れるために、多少無理してもこなしてしまう。

しかしついに限界が訪れて、何もできなくなってしまう。

 

どちらも共通点として「自分が分かっていない」という事が挙げられると思います。

始めの「弱みを見せられない人」は自分の長所・短所が分かっていない為に、全てで勝たないといけないと思い込んでしまっていると思います。

二つ目の「親切にしすぎてしまう人」は自分の限界値が分かっていないため、もしくは自分の好き。嫌いが分かっていないために起こってしまう事だと思います。

 

もう一つは「期待に応えないといけない」と思い込んでいるパターンもあります。

常に結果を出し続けないと見捨てられてしまう、もしくは弱みがあると知られたら、上司に期待されなくなってしまうかもしれないという恐れが捨てきれないパターンです。

 

私は昔どちらも持っていましたが、幸いな事に能力が低かったために、早々に苦手分野で成果を出すことにギブアップができました。

 

逆に苦手分野の仕事が来なくなりました。そして得意分野を数多く行うことにより、自分の能力が評価される機会が増えました。

 

もちろん仕事なので自分の苦手分野の仕事もこなさなくてはいけない時もあります。

しかし、周囲の人間に自分の苦手分野の仕事や、限界を伝えておくことにより、周囲の人が手伝ってくれる効果もあります。

前回お伝えしたように我慢することも必要ですが「頑張る分野を決める」ことや期間・目的を絞ることによって、効果的に成果を出すことに集中しましょう。

 

自分の得意な事、強み、弱みを把握することによって、もっと軽やかに仕事をすることができるでしょう。

 

大事な成果を出すことにが仕事の目的です。

 

誰かの仕事を無理してまで肩代わりすることも、自分の弱さを隠して仕事をすることも、自分の限界まで誰かの為に働くのではありません。

 

全て自分の長期的な目的=well beinngの為にあるのです。