「自信を持てば全て解決する」という人がいます。

危ない言葉だと思います。ほとんどの人が勘違いをしている事は「自信が無い事と自己卑下とは違う」と言う事です。

自己卑下は「どうせ自分は何をやっても上手くいかない」とか「自分にはできっこない」という考えの事です。

これはセルフ・コンパッションなどで修正しないといけません。

しかし何かに対して自信が無いということは、慎重に物事を運ぶことや、新しいものを受け入れる余地になり、むしろ良い事だと言われています。

 

勘違いをしないで欲しい事は、自信を持つことが悪い事ではなく、自信を持つことの罠にはまらないようにしてほしいのです。

 

自信がある人が陥る罠

 

・確証バイアス

人は自分の意見に自信があると、自分の意見に賛成する意見を集めてしまいます。これは「確証バイアス」と言って人間がもっているバイアスの一つです。なので傲慢な人に限らず、全ての人が陥りやすい罠なのです。

むしろ反対の意見も調べて、どちらが説得力があるかどうかを絶えず検討しないといけません。

 

・自信過剰バイアス

人は自分がものすごく知識を持っていると思い込んています。そうすると学ぶことを止めてしまいます。

実際は不完全な知識にもかかわらず、間違っているという感覚が無くなってしまいます。自分が知らない事を受け入れる事ができなくなってしまいます。

 

自分の意見に自信がありすぎると、間違っている事を受け入れられなくなってしまいます。

 

現代の人は自信過剰になっているそうです。

何かの分野で自信がある人は、自分を疑ってみる事が必要なのでしょう。