「先延ばししてしまうのは、だらしないからだ」「根性がないからだ」とか、人は精神論が好きです。
それは「頑張ればできる」という信仰が蔓延してしまっているからだと思います。
僕は「根性論」は本当に信仰だと思っていて、頑張れないのは信仰心が無いからだと言っているように聞こえます。
別にそれを否定することはしませんが、出来ない人に対して冷たい社会だなと思います。
自分も頑張れずに逃げ続けてきた部類のひとなので、ずいぶんと自尊心を削られました。
「頑張れない自分はダメな人間なのだ」「頑張れない人間は人権が無くて当然だ」という空気を浴びて、平気でいられる人はごくわずかだと思います。それこそ才能だと思います。
物事を続けるのはテクニックと考え方で、そこに人間性は何一つ関係がありません。
自分に合ったやり方を見つける事で、物事が続く確率はぐんと上がります。
今回は先延ばしをしてしまう原因の一つである「回避」についてつらつら書いていきます。
目の前のタスクに対して、圧倒されたり、不安や不快感を覚えたりすると、それを避けるために先延ばしをすることがあります。
この場合、どこから手を付けたら良いか分からないと圧倒されるパターン。「失敗するかもしれない」と言う不安や「面倒くさい」と思うう不快感から行動を先延ばししてしまうパターンなどがあります。
この場合、タスクを細分化してチエックリスト化や、不安や不快感を切り離すために瞑想などを行ってみると良いと思います。
また行動自体に意味を持たせるのも方法の一つです。
「めんどくさいけど、この行動は自分の目的のために必要だ」「この行動は誰かの為になる」というように、行動に意味を持たせると、手を付ける確率を高める事ができます。
大事なことは、別にコツコツ出来なかろうが、目標を達成できなかった時に、評判や実績は落ちるかも知れませんが、あなたの「価値」とは関係ありません。