落ち込みやすい人、うつになりやすい人は「自分はなんてダメな奴なんだ」という思考に繰り返し襲われる方が多いです。

 

ミスが起きたら自分のせい、誰かの機嫌が悪くなったら自分のせい、果ては雨が降っても自分のせいにする始末です。

 

何度も自責の考えが出てきてしまうことを「反芻思考」といいます。嫌な事や気になることを何度も繰り返し考えてしまう事でメンタルに非常に悪いので、うつの原因ともいわれています。

 

反芻思考を止めないと、自分が分からなくなってしまいます。

例えば反芻思考があると

「仕事も上手くいかないのは自分に協調性が無いからだ。自分はダメな奴だ。」と繰り返し考えてしまいます。

「なんであんなことをしてしまったのか」「自分は上手くいかないに違いない」といった事をグルグル考えてしまうことで、じぶんはダメだ。ダメな奴だ。と繰り返し自分に言い続けてしまうことです。

 

逆に反芻思考が無ければ

「自分には協調性が無い。じゃあどうすれば協調性が無くても上手くいけるのか?」

と考える事ができます。冷静に考えれば協調性が無い事が悪い事では無いですよね?アップルの創業者のスティーブ・ジョブスは明らかに協調性が無いと思いますが、自分の特性を生かして歴史に名を刻みました。

 

反芻思考を止める事が非常に大事だということをお伝えしましたが、次はどうやって反芻思考を止めるための方法をお伝えします。

 

1・注意の対象を変える

どういうことかというと、バカバカしいと思うかも知れませんが単純に気を逸らすことです。テトリスとかのゲームでもいいですし、ペットを飼っている人はペットと全力で戯れたり、とにかく気を逸らすことで反芻思考から気がそれます。

 

2・後回しにする

これもバカバカしいかも知れませんが、落ち込む事を後回しにすることも効果的です。落ち込む時間を決めても効果的です。

毎日時間を決めてこの時間に悩むと、何かネガティブな気分に襲われても、後回しにすることができて反芻思考を止められます。

注意点として寝る前はやめて下さい。ネガティブな思考を寝る前に考えると、そのイメージが定着しやすくなってしまうので、夕飯後にお腹が膨れたあとで考えると落ち込みを防ぐ事ができます。

 

3・運動する

メンタルヘルスで運動に勝る方法はありません。ウォーキングを30分以上行うなど激しい運動でなくても、体を動かすことでメンタルが改善されます。

 

4・スキンシップとボディータッチ

肩に一秒手を置くだけでもメンタルが改善されることが分かっています。

身近にペットや相手がいなくても、自分で自分を抱きしめても効果があります。

 

 

自分は悪くないです。自分の考えが役に立っていないのです。自分を大事にすることが未来を開くカギになります。