過去の失敗や、判断ミスをいつまでも引きずって重たくなっている人がいます。
取り返せないと分かっているからこそ、いつまでもウジウジ悩んでしまいます。
しかしそうやって過去に目を奪われてばかりだと、今やっている事や、自分の将来を考える事がおろそかになってしまいます。
自分の思考力を10としたら、常に過去の事を考えていることで3ぐらいの集中力や思考力が常に奪われてしまいます。
思考力7だとしても、過去の事を悔やんで「自分は無能だ」という考えを持ってしまっていると、少し難しい局面に遭遇したりすると「どうせ自分にはできないだろう」という思考になってしまい、残った7の思考力も十分に生かせないと思います。
どうしても気分が落ち込んでしまうと、視点が固定化されて暗い面しか向かない気がします。
こういう時に生きてくるのが、感謝だったり、思いやりだったりします。
感謝するとは強制的に物事のポジティブな面を見る事になります。
「あんなことをしてしまった俺は無能だ」→「あんなことをしてしまった事に感謝するとなると、どういう風に考える事ができるのかな?」
と変換することになり、自分の経験が生かせるようになります。
思いやりの視点を持って生活するとしたら、人が困っている事に目が向きます。
実際に助けても良いですし、心の中で祈るだけでもOKです。
思いやりの視点を持って生活するとしたら、周囲に目が向きます。自分のできる範囲で助けられることはないかな?と無意識に探すモードになります。
思いやりも感謝も身についていれば、それだけで社会性が身について、周囲の評価も上がります。
それと同時に自分の落ち込んだ時に視点を変えられる強力なツールになります。
今身についていないという方は、自分を守る意味でも身につけて欲しい習慣になります。