ハンロンの剃刀ってご存知でしょうか?

哲学の一つで、同じ剃刀シリーズ(?)だとホッカムの剃刀なんてのが有名ですが、ここではホッカムの剃刀を取り上げたいと思います。

簡単に言うと「無能で説明できる事を悪意と解釈すんなやー」と言う事です。

例えば赤ちゃんがブロックを投げて、自分に当たったとしても悪意には感じないですよね?
「まだ良く分かって無いんだろうな」って思いますよね。

自分が教育係の新入社員がミスをしても、能力不足でミスをしてしまったと言う事で、自分の不利益になるようにわざとミスをしたに違いない」などと、陰謀論に陥らなくてもきちんとミスの原因を特定して、今後同じミスをしない様に対策すれば良い訳です。

プロジェクトで同僚がミスをしてしまった場合でも「こいつ専務派だってウワサだから、ワザと失敗したのかも」なんて疑心暗鬼になってしまう方もいらっしゃると思います。

れいせいに考えればわかりますが、誰が自分の評価を下げてるまで、足を引っ張るのでしょうか?

そんな事考えて無駄に思考を巡らす時間があるなら、キチンと対処して、次に向かって下さい。

ちなみに疑心暗鬼という四字熟語は、疑心から暗鬼が生じるというのが本来なんだそうです。

何か具体的証拠が無ければ、妄想が出て来た時に

疑いの気持ちを持っていると、そのうち暗い鬼、陰謀論や、人を悪く見てしまう気持ちが出てしまうと言う事ですね。

暗い鬼が出てくる前に、このハンロンの剃刀のことを思い出して適切に処理してして下さい。

あと、自分に突っかかってくる相手に対しても、この考え方は有効です。

やたらと張り合って来られたり、敵対して来られても、「あぁ無能で周りが見えないんだな」と考えてみて下さい。

不毛な争いから一歩引いて見られるようになります。

争いは同レベルでないと発生しません。
無駄に張り合って、自分のレベルを落とさないように、上手にハンロンの剃刀の考え方を使ってみてください。