障がい者施設でサービス管理責任者をしていると、うつを患っている方によくお会いします。
そういう方にお話を伺うと、大抵は「普通」になれない自分を責めていらっしゃいます。
「毎日会社に行くのは「普通」だ。そんな「普通」の事ができない自分はなんてダメな奴なんだろう」とか、
「会社に入れば嫌な事を受け流せるようにならないといけない。そんな「当たり前」の事ができないなんて、私は生きる価値がない」
などと自分をこれでもかと痛めつけている方が多いように感じます。
できない自分に対してやり場のない怒りをぶつけてしまっていて、つらい自分を更に辛くしてしまっています。
そういう方たちに「普通」って何ですか?と伺うと大抵それを全部出来たら超人だよね!という「普通」の基準を教えてくれます。
自分の身の回りの事を完璧にこなして、誰にでも明るく笑顔で接して、仕事は完璧で誰に聞いても高評価な人・・・・・
「そんな人はいねー!」と声を大にして叫びたいです。
今生きる事を辛く考えてしまっている人に伝えたいことは
「完璧に生きるのではなく、快適に生きようよ!」
ということです。
誰しも得意・不得意があり、性格も偏っています。
もっと自分の得意な事や性格の偏りを生かして働いたり、不得意な事は人に頼ったりして他の人にも活躍する場を提供しながら生きていってもよいのでは?と提案したいです。
自分にもっと優しく生きていってみてはいかがでしょうか?