昨日の記事にたくさんのコメントを、ありがとうございました。
妻の入院のための準備や病院への往復で夕方までかかってしまい、夜は娘の遊び相手をして、その後、睡眠が足りていないので寝落ちして今朝になりました。訂正を含めて状況を書きたいと思います。

「誤嚥性肺炎で入院」と書きましたが、検査の結果はちょっと微妙でした。誤嚥性肺炎は無くもないが、軽いという診察です。

X線検査で肺に一部、白い影が認められるが、それほど重くない。CRP値が通常なら0.mg/dLくらいのところ、mg/dLなので、多少高いがこれもそれ程でもないとのこと。CRP値で言えば、今年6月には5mg/dLくらいの数値を体験しており、その時に比べても今回は低いです。ただCTを撮ってみると、気管の、吸引できないくらい奥の箇所に痰が溜まっているとのこと。

激しく雑音が混ざった呼吸をして、サチュレーションも落ち込んでなかなか上がらなかったので、入院すべきという話になったのですが、幸いひどい肺炎でもなさそうです。

では、入院せずに帰れないものかと思うのですが、CO2ナルコーシスが起こっているので、これを悪化させないよう、バイパップの設定なども見直す必要があり、やはり入院を要するとのことでした。

この、CO2ナルコーシスは、僕もALSに関わってから知るようになりましたが、

いつも呼吸が落ちているので、低酸素状態に身体が慣れている
 ↓
高濃度酸素を投与する
 ↓
身体がいつもより酸素が多いと認識して、呼吸を抑制する
 ↓
吐き出すべき二酸化炭素が吐き出されずに身体に貯まる

こういう感じで、酸素濃度は高いのに、二酸化炭素が身体に溜まった状態になり、その二酸化炭素のせいで意識障害を起こしたり、呼吸抑制で死に至ることもあるなどと聞きます。

昨日の深夜から朝方、呼吸が落ちてサチュレーションが下がったので、いつもより酸素濃度を高めて吸入させたため、それがまずかったように思いますが、病院側はそう簡単には受け止めてくれませんでした。

バイパップを昼夜通して装着して、貯留したCO2を排出するようしっかり換気する。これまでは、夜間しかバイパップを着けていなかったが、これからは昼間も着けなければいけないかもしれない。それらを確認し、バイパップの設定も調整する必要がある。だから2週間は入院を要するというのです。

つい一昨日まで、昼間はバイパップなしで1日ソファに座ってアニメを観ていたので、そこまで深刻とは思えませんと話しましたが、病院側にはそう簡単に話が通りません。

2週間の入院となると、先日の10日間のショートステイより長い。肺炎で抗生剤投与というのなら分かるが、そこまで必要なのか。

ところが本当に驚いたのはその後で、看護師さんから見せられた「入院計画書」の入院期間の欄に「4週間」と書かれていたことです。さっき、医師の方から2週間と聞きましたが、どういうことですか?と尋ねました。

「念のための期間なので気にしなくて結構です」

気にするわ!
ショートステイに行って、帰ってきた妻が泣いたこと、その直後であること、コロナで面会できない娘が寂しがること、妻本人の気持ちが持たないので、最低限の期間にとどめて欲しいこと等を訴えました。

ちょうど昨日は主治医が不在で、看護師さんに伝えることしかできず、できれば今日もう一度訴えたいと思っていますが。

そんなわけで、どのくらい深刻な状態なのか正直分からないのですが、少なくとも肺炎は大したことなさそうです。お騒がせしましたが