水曜日に、主治医の診察と、今後のケアに関するカンファレンスがあった。
 
診察は、妻に付き添って二人で出掛けたが、カンファレンスは僕だけが参加した。

カンファレンスは、「サービス担当者会議」と呼ぶものらしい。今後の看護、介護サービスをどうしていくか話し合う意味合いだと思う。

訪問看護ステーションに、ケアマネさん、看護師さん、STさん、PTさんらが集まって、僕を含めて、一時間ほど話し合った。時間も長いので妻は、家で休ませておいた形だ。

今回思ったのは、診察とカンファレンスでは、アドバイスの角度がかなり異なるということだ。妻の最近の容態を、大体同じように話すのだが、返ってくる返事が全く違う。

例えば食事について。
 
最近の悩みのひとつは、嚥下の低下のせいか、口からの食事量が急激に減ったことだ。
 
胃ろうを造設して数ヶ月の間は、1日300kcalのラコールを経管注入して、あとは口から食べるやり方で、体重を維持してきた。
 
ところが、先月頃から食事量がにわかに減り、体重も減ってしまった。ここしばらくは1300kcalくらいの注入が必要になっている。
 
この話をしたとき、主治医からは、誤嚥の恐れもあるので、口からの食事は味を楽しむくらいにして、含んだ後吐き出すくらいでも良いとアドバイスされた。また、1日に必要なカロリーの目安なども話してくださった。
 
一方、カンファレンスでは、同じく胃ろうからの経管注入を勧められたが、話題の焦点は、昼間、妻が一人で家にいる時どうするかということだった。

ストレートに言うと、一人で口から昼食を食べていて、むせ込みや誤嚥で窒息するのが心配ということだ。

朝、夕は、僕が胃ろうの注入をするから良いとして、昼は、仕事に出ていて対応できない。

近くに住んでいる義母、つまり妻の母に、胃ろうのやり方を覚えてもらうと良いが、今でも娘の学校の送り迎えなどに時間を割いてもらっているので、毎日昼に時間を取ってもらうのは少し気が引ける。とはいえ、現実的には義母と相談していくしかないだろう。そんな話になった。

主治医は、栄養摂取の観点からアドバイスをくださり、カンファレンスの方は、妻の日常生活を観察した上で意見をくださった。どちらも重要でとても有難い。

また、最近のもうひとつ大きな悩みである痰の詰まりについても、主治医からはカフアシストの導入を勧められたが、カンファレンスでは、唾液の低圧持続吸引器の導入を勧められた。

特に後者は、妻がラジカットの点滴で、一時間ほど動けなかったとき、点滴が終わるのと同時に、駆け込むように吸引器で痰を取っていたのを看護師さんが見ていて心配したという理由だ。

唾液を持続吸引すると、痰が溜まりにくくなるので、点滴中の動けない時間などは、特にお勧めということだった。

これも、主治医とカンファレンスとで、勧められる内容が異なっていて、それぞれなるほどと考えさせられた。

妻にも話し、低圧持続吸引器を、近々導入するようお願いした。

カフアシストの方は、先日、訪問診療の先生とも話し合って手配済みで、ちょうど昨晩、業者が機器を持ち込んでくれたところだ。

それぞれ、機器の具合がどんな風か、また改めてブログに書こうと思う。

ちなみに、唾液の低圧持続吸引器は、金魚などの水槽に空気をポコポコと送り込むエアポンプを逆転させて吸い込むようにし、これにチューブなどを取り付けて、PTさんが自作してくださるそうだ。

こんな感じと言って見せてくださった。


その他、今回の診察では、薬を全て胃ろうから注入することにしたいので、服用の時間を朝、夕の2回にしてもらうことや、注入しやすいよう、全て粉状に粉砕して処方してもらうこと等も頼んだ。

僕は、診察の後、なんとなく眠れなくなることがあるが、今回もそうで、水曜日、木曜日は寝付きが悪かった。あれこれとつい考えてしまう。

昨晩は普通に眠れたが、妻はどうだろうか。