今朝7時過ぎ、いつものように義母が来てくださった。妻の昼間の介護をしてもらうためだ。

義母は、土日は自宅で過ごしていたので、顔をあわせるのは金曜日以来になる。この週末にも色々なことがあり、昨晩も眠れない夜を過ごした。その話をすると、

「私も話さなかったけど、先週、色々なことがあったんだよ」

そう言って義母もあれこれと話し出した。

介護を二人で行っていると、ごく自然に、どちらがより大変な世話をしたかを競うようになる。苦労が大きい方がエライという妙な競争原理が発生するのだ。その時、互いに若干、話しを盛り、大変だったアピールをすることにもなる。

例えば3時間半しか寝れなかった場合、2〜3時間しか寝ていない、みたいな言い方をする。場合によっては、第三者の看護師さんの話から、ああ、あれは盛って話してたんだなと、後で察しがつくこともある。

不毛だが、このやり取りはモチベーション維持のため結構重要だ。コツは、相手を褒めること。相手より優位に立つように盛って話しておいてなんだが、盛ったあとは、相手を認めるのである。

「そんなことがあったんですか、それは経験ありません、お義母さんありがとうございます!」

1オクターブ上げて話す。義母も僕の話に大体そういう反応をしてくださる。

結果的に、分かりあえるのは二人だけだから頑張りましょうと結論づけられる。不毛のようで重要なのである。

ところでここしばらく、かなり多くの方からヘルパー導入などなどについて、色々アドバイスをいただきました。即座に手を打つのは難しいですが、ケアマネに話し、どうしていくか真剣に考えていきたいと思います。親身に考えてくださった皆さん、本当にありがとうございました。