「令和」最初の日。今日は2つ程、出来事があった。
1つは、娘を外出に誘ったこと。
GWの間、娘をどこにも連れて行かないのでは、お友達に話すネタにも困ってしまう。そこで、娘のお気に入りの場所である、岐阜県瑞浪市の科学館「サイエンスワールド」に連れていく約束をした。
「サイエンスワールド」は、家から車で1時間半から2時間くらいの距離にある。初めて行ったのは2017年だった。
公営施設はお金がほとんどかからないので、科学館もあちこち見に行ったが、その中でもここは相当良い。
「サイエンスショー」という科学実験ショーを1日に何回か開催していて、内容、演出とも、妻も僕も普通に面白いと思う良質なものだった。
さらに、子供が手を挙げるとステージに上げてくれて、実験の手伝いをさせてくれる。娘は、何度かステージに上がっており、それが嬉しくてしかたなかったらしい。
もちろん手をあげても必ずステージに上がれるわけではなく、他の子が指名されることも多い。そういうときは帰り道で娘の機嫌がひどく悪くなる。つまり、ショーの内容より、ステージに上がることが目的なのだ。
ショーの出し物は、2~3ヶ月ごとに変わる。動機は不純だが、娘は次のショーも行きたい、次も次もと言うので、2018年は、春、夏、秋と何度も通った。
ところが秋にALSの診断があって、それから足が遠退いてしまった。特に今の妻に片道1時間半以上は、少々負担だ。
娘は常々「サイエンスワールド」の出し物変わったかな?また行きたいなと言っていた。それで、思い切って聞いてみた。
「ママをお留守番にして、パパとふたりで『サイエンスワールド』行く?」
おそらく娘に、
「ママが一緒でなきゃヤダ!」
と言われると思い、恐る恐る聞いたのだか、意外にも
「うん、ママ病気だもんね!」
なんと快諾だった。
「やったー!『サイエンスワールド』行く!」
娘は大喜びだった。
妻には申し訳ないが、これからも時々は、娘を連れてふたりで遊びに出なければいけないかもしれない。
願わくば、娘が手を挙げたときにステージに上げて欲しいのだが。とりあえず天気が良くなったら、いずれかの日で出掛けてみよう。
2つ目は、食べ物のこと。
この1月から毎日、朝食にフレンチトーストを作り続けてきた。
ゆうきちさんのブログでフレンチトーストの話が出たのがきっかけで、妻が食べやすいからといって、ほぼ毎日作ってきた。特別、他のものを食べることに決めた日以外、100%と言っていい。
僕も美味しいし、娘も食べてくれた。
しかし昨日、娘がついに、
「フレンチトーストやだ、普通のトーストがいい」
と言い出し、作り直しをした。ここのところ食べ渋っていたが、さすがに飽きたようだ。
まあいい、妻と僕の分だけにしようと思い、今朝はそのように用意した。
ところが今朝は、妻がそのフレンチトーストで激しく噎せてしまった。それで、明日からはやめようという話になった。
あれこれと料理のようなことをしてきたが、食べづらくなってやめたものが多い。その中で朝食メニューは、変わらず長く続いてきた方だった。
フレンチトーストと、柔らか目のスクランブルエッグにベーコンをあえたものを毎朝作り、最近はミキサーでバナナジュースを作っている。フレンチトースト以外は続けてみるつもりだが。
娘が一歩早かったようだが、平成とともに朝食のメニュー変更になった。
お粥をということで、炊飯器で上手く炊けるか分からないのだが、明日の朝に時間を合わせてセットしてみた。上手くいきますように。
娘とふたりで遠出出来るようにすることと、新しいメニューを作ることが「令和」当面の目標だ。