テレビをつけると、平成最後の日という言葉があふれている。

GWのことは数週間前から意識していたが、改元のことは正直、そこまで気にしていなかった。

大晦日のように晩餐をするとか、明日の「令和」の初日の出は見られるかと言った報道もあった。

ほとんど正月の様相だが、なるほど、大晦日よりもっと大きな区切りになるのだから、言われてみれば当たり前か。改元前日の過ごし方など過去に経験がないから、そういう発想がなく少し驚いた。

しかし平成が終わると言われると、やはりそれなりに感慨はある。

妻と知り合ったのは平成15年だ。平成の後半は正に妻と共に過ごしてきた。僕に取っては最高の15年間だった。

最後の半年は、ALSの診断があって驚いたが、平成の30年間を全体でみれば、文句なく最高の期間だった。半分の15年間が最高だったのだから、これ以上はないだろう。

時間の区切り方は色々あるが、1年という尺度はどうもあまり良くないなと最近思う。

わが家にとって2018年は、診断のあった悲しい年ということになってしまう。

しかし「平成」の30年間というスパンでみれば、最高の期間だった。

「令和」も、きっと長期間でみれば最高の期間になると思う。最初は辛かったけど、治療が開発されてからは良かったよねと、語りあえるようになりたい。

いやきっとなる!