昨日、仕事を終えて帰宅した後、病院に見舞いに行った。

妻は手術当日とはずいぶん違い、呼吸も整い顔色も良くなっていて、やや回復した様子だった。

驚いたのは、昨日1日、痰の吸引を全くしていないと言っていたことだ。吸引器を見ると確かに容器が空のままだった。

妻は、あまり痰が出ていないと言っていた。手術当日から点滴のみで、口から飲んだり食べたりをしていないので、もしかするとそれが関係しているのかも知れない。気のせいか唾もあまり溜まっていないようで、少し喋りやすそうにすら見えた。

お名前を出して失礼かもしれないが、数日前に胃ろうのことをすごく分かり易く書かれていたZUZUさんは、妻よりずっと入院期間が短かった様子だ。病院の方針によるのか、患者の容態によるのか、詳しくは分からないが、どこでも一律同じということではないらしい。

妻は、手術後2日目に当たる今日、初めて経管栄養にトライし、明日、口からの食事をするようだ。3日以上何も口にしない状態が続くことになり、ちょっと想像を超える。

バイパップ導入のときもそうだったが、妻の場合は、総じて入院が長めのように思える。今回は、娘が飛びついてハグすると恐いので、むしろしっかり入院させてもらえると有難いが。

このまま順調に回復してくれることをただただ祈る。

さて、胃ろう造設が済んだので、これからできそうなことはと考える。

おそらく近々、介護保険の認定が下りる。区分がどうなるか分からないが、風呂場やトイレに手すりをつける等のことを考えたいと思う。

その他、手続きとして、まずは確定申告。もともと医療費がかさんでいるわが家では、毎年行っているが、今年は特定医療費の還付などがあって若干複雑だ。つい数日前、還付額が確定したので早く片付けよう。

障害年金の申請。先日、一冊ざっと本を読んでみたが、構音障害4級の現状で認定されるかはかなり微妙と思えた。また、初診日を確定するのにちょっと手間がかかりそうだ。

疑問が湧いたので、初回相談無料をうたっている社労士事務所に2つほどメール相談を送ってみた。どちらもすごい早さで回答が返ってきたが、内容は一部共通、一部は異なるものだった。若干難しそうではある。

どのみち必要になる「病歴・就労状況等申立書」をまずは作っておこう。

そして、胃ろうの次はと考えると、ずっと先のことだが、やはり気管切開のことを思ってしまう。

先日、胃ろう造設手術の説明を受けたとき、先生から、もし呼吸が十分でないときには「挿管」して送気すると言われた。

「挿管」と言われ、気管切開!?と思ったが、これは勘違いで、単に一時的に鼻から管を通して呼吸を助ける措置のことだった。

勘違いとはいえ、医師の口から「挿管」という言葉が出たのはなかなかショックで、その時こういう気持ちになるのかというシミュレーションになった。

「必要ありません」と断るのは、おそらく容易ではない。「お願いします」としか言えないように思った。まあしかし、これはその時そう感じたという話で、一旦保留するとして。

先のことよりもまず、胃ろうからの経管栄養のことを少し勉強しておかねばなと思っている。

家族としてしておきたいことは、まだまだ色々ある。