先週の12月18日、妻の市民病院の診察に付き添った際、身体障害者手帳の交付申請を勧められた。

その3日後の、21日・金曜日には、必要書類の診断書が届いた。

すぐにも申請したかったが、この3連休を挟む形になった。連休明けの明日こそ、市役所に手続きに行こうと思っている。当然、仕事は休むよう手配してある。

市役所には、妻と娘は連れて行かず、僕一人で行くつもりだ。窓口で、多少の会話は避けられないと思うので、それを6歳の娘に聞かせたくないからだ。

「身体障害者手帳の申請に来ました」
「どちらの方の分ですか」
「妻の分です」

そんな会話を聞かせたら、娘も驚くだろう。あいにく、幼稚園が冬休みに入ってしまったので、娘を妻に任せて僕が手続きに行くしかない。


ところで、市民病院から届いた診断書は、特に封緘されていなかったので、目を通してみた。

「身体障害者診断書・意見書」というタイトルで、規定の様式らしい。

「(音声・言語機能障害用)」とカッコ書きされており、喋りづらさについての申請となった形だ。

妻は、左上肢や嚥下にも不調が出ているが、申請はそれぞれ別々になると先生がおっしゃっていた。

ネットで調べると、手帳の交付される等級は、1級から6級まであるようだが、診断書には「4級相当」と書かれていた。

さらに調べると、音声・言語機能障害の場合は、3級と4級しかないようだ。

一応、低い方の等級と評価されたらしい。

しかし、診断書には、家族とは会話できるがその他とは難しいといった内容の欄にレ点が打たれており、決して良い評価をされたわけではなさそうだ。


あらかじめ市役所に電話で尋ねたところ、手帳の交付に当たって再検査をするようなことはなく、診断書を元に書類審査をするだけなのだそうだ。

それでもやはり、数ヶ月はかかるそうで、10月末に書類を提出した「特定医療費支給認定申請」と、両方の認定を待つ形になりそうだ。

とりあえず、申請どおりに認定されることを祈るしかない。


世間は、クリスマスイブ。

我が家も、娘が喜んでくれるように、プリキュアのクリスマスケーキと、某有名フライドチキンを買って、記念写真を取ったりしながら食べた。

ところが妻が、そのフライドチキンを一口、二口食べたところで噎せてしまい、ちょっと飲み込みが無理そうだと言って食べるのをやめてしまった。

常々、某有名フライドチキンを食べる度に、オリジナルチキンが最高と話し合っていた。スパイシーチキンとか、ちょっと変わったものをつい買ってしまうが、やはり、オリジナルチキンだよねと。

その妻が、オリジナルチキンをやめて、なんとか食べられそうなナゲットを食べていた。ついこの間は、普通に食べることができたのに。

無論、本人のショックに及ぶべくもないが僕も胸が痛んだ。

その後、僕は、明日の申請に必要なものを揃えてカバンに入れた。

昨年2月頃に作った妻のマイナンバーカードの写真と、最新の妻の顔写真を思わず見比べてしまい、やはり少し痩せたなと感じた。

今年の夏頃、なんだか顔が痩せたような気がして少し心配したが、気のせいかな、元々細面だしなと思い口に出さなかった。

あらためて、気づかなくてゴメンねと思った。


夕方、娘と風呂に入ったとき、娘は、

「今日は早く寝ないとサンタさんが来てくれないよね」
「そう言えば、わたしが寝てるかどうか、サンタさんは、どうしてわかるの?窓からみてるの?今もみてるの?」

と矢継ぎ早に質問してきた。
サンタさんには特別な力があるからねと答えたら、
「何でそれをパパが知ってるの?」
とさらに問いかけられ答えに窮した。


娘が寝付いてから、この記事を打ちはじめた。そろそろ深く眠ったようだから、枕元にプレゼントを置かないといけない。


サンタのこと、プレゼントのことなど、娘に気付かれないように進めることが多い。明日はさらに、娘に気付かれないように市役所に申請に行く。

サンタ役くらいはいいが、こんなクリスマスになるとは思わなかった。

でも、あまり落ち込まずに一緒に頑張ろうね、嫁さん。