イタコさんに出会えて良かった。。。 | ミルキーの今日もブログ日和

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5/2ですがイタコさんに会いに行きました

 

以前から、恐山に行きたいと思っていたのですが

なんと10年越しになってしまいました

 

恐山は、日本三大霊場のひとつです

比叡山、高野山(2回)はお参りしていたので

これで念願が叶うことになります(今風に言えばコンプリートですね)

 

私は、イタコさんにお会いできるツアーに

申し込みをしていました

イタコさんに会うのは1日目、恐山参りは2日目の日程です

 

 

1日目は神社にお参り後

早めの宿入りをして、口寄せの順番を待ちました

 

 

茨城の潮来に行った翌々日に

青森県のイタコさんに会いに行くという偶然。。。

イタコ繋がりだったということに、ブロ友さんに指摘されるまで気付かなかった自分。。。

これはもう必然というか、何かの思し召しでしょう

 

ちなみに

イタコさんとは

本の東北地方の北部で口寄せを行う巫女のことであり、巫(かんなぎ、神おろし)の一種です

シャーマニズムに基づく信仰習俗上の職に就かれている女性霊媒師です

昔は、体にハンディのあるお子さんを心配した親御さんが

自分で食べて行かれるようイタコさんに修行入りさせていたんですよね

今は、ハンディがある方とない方もいらっしゃいます

青森だけじゃなく、他の県にもいらしたんですが

住み込みで厳しい修行をする為、成り手が減ったんですよね

 

恐山のイタコさんが有名ですが

以前はテントがたくさんあってそこに大勢おられたようです

今は少なくなって夏秋の例大祭の時とかに、口寄せの順番に人々が並ぶんだそう

高齢化も進んで常時活動しているイタコさんはわずか4人だそうです

イタコさんは、もはや絶滅危惧種になってしまいました

 

仲村タケさんというイタコさんは御年92歳で有名ですが

この方はご高齢の為、ご自宅で口寄せをされていますね

「最後のイタコ」と呼ばれる松田広子さんも有名です

 

宿にいらしているイタコさんはお二人

撮影録音は一切禁止

東北弁で聞き取れ事もあるのでメモはOKです

 

私を担当してくださったイタコさんは

小柄で白髪が印象の方でした

白衣に輪袈裟姿

標準語だったので、少しほっとしました

 

呼び出して貰うのは

一昨年亡くなった父(愛称じいしゃん)です

 

生年月日、命日、行年何歳か、亡くなった原因(誤嚥性肺炎)

私の名前と母の名前

 

最初に私がなぜ来たかを訊かれて

現在仕事をしていない理由を少し述べたのですが

 

「陥れた人たちは、まだそこの職場にいるの?」と厳しいお顔をされました

「はい」と答えた時に、イタコさんの陥れた人たちを侮蔑する表情を見て

「自分は何も悪いことをしていないから、なんの恐れもなくお山に(恐山)来れたんだ」・・・という安堵感を覚えましたね

 

 

イタコさんが手を合わせると

 

すぐに

じいしゃん(父)降臨!

 

「お父さんだよ」

 

お父さんと呼んだことがないので一瞬ドギマギしました

 

小さい時は「パパ」→以後、父が嫌いだから呼ばない→在宅介護で「じいしゃん」と呼んでいました

なので、お父さんと呼ばなかったことを後悔していたんですよね

 

なので、初めて「お父さん」って呼びましたよ(呼んでみたかったので、それが叶った!)

 

 

「高野山に分骨したら、樹木葬を考えているけど、希望はある?」※父のお骨は自宅にあります

「任せるよ」

 

「お母さんのことなんだけど」

「頑固だな。。。」

 

「娘より頑固」

「娘の言うことも聞いてやらないと」

 

「心配したりすると、反論する」

「ほっとけ」(笑)

 

「弟に言うことは?」

「頑張ってるから、ないよ」

 

「形見もだけど、断捨離がなかなかできない」

「ゆっくりでいい」

 

「ドクターストップ中だし、今後仕事に就くことも心配」

「今年いっぱい休め。復帰は来年以降でいい」

 

「もう管理職はこりごり」

「ヒラでいい」

 

「そこには誰がいるの?」

「みんないるよ」

「いつか会えるよ」

 

「(困り顔で)・・・頑固だな」(母のこと)

「仲良くやれる」

 

※細かい部分は割愛しました

 

口寄せ終了の際、

光明真言と弘法大師御宝号(南無大師遍照金剛)3回ずつと、回向文を唱えて終了です

説明はありませんでしたが、慣れ親しんでいてソラで言えるので

イタコさん合わせてお唱えさせて頂きました

18年前、四国お遍路に行って、そのご縁で暗記したのも、今日に繋がるお修行だったのでしょうね

 

口寄せの印象ですが

父に語り掛けて会話する感じでした

心が軽くなりました