職場で勝手に菓子を撒く人・施設編 | ミルキーの今日もブログ日和

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以前、〇料老人ホームで

一緒に勤務していた新卒スタッフのお話です

 

8年以上前の話ですね

 

大卒新人のSさんとNさんが

4月に配属されました

介護職を希望していないのに

本社が東京勤務の事務職と騙して入社させて施設に配属させていたんですよね

 

本社で

福祉系とは全く関係のない新卒を何十人か採用して(勿論、卒業までに本採用)

4月になったら各施設に送り込むんですよ

ようは、就職詐欺ですね

 

ちなみに

そういう本社のあこぎな詐欺行為は、5年くらいは続いていましたねタラータラー

 

そんな本社の扱いにもへこたれず

二人とも介護職勤務を受け入れていました(後から、本社勤務を希望して異動することはできます。1パーセントだけですが)

 

その頃はまだ人手もあったので

福祉系ではない新卒者の二人を

3ヶ月間、基礎からみっちり二人三脚のシフトで教えていました(介護全般から、電話の取り方とか一般常識まで)

 

SさんのOJTを私が担当

NさんのOJTは、(その数年後に異動してきた施設長の愛人になる)Aさんが担当

 

SさんもNさんも

若いからか

仕事覚えが早い

介助の仕方や記録の仕方は、ほぼ完璧。。。

 

Sさんはその後

サブリーダーからサ責まで上り詰めました

メ○タルを病んで退職しましたが

本当に仕事のできる人でした

 

ここから先は

もう一人のNさんのお話です

 

Nさんは、表面上は仕事が出来ました

だからと言って

機転が利くわけでも臨機応変さがあるわけではないです

覚えの悪い中高年スタッフを

どこか小馬鹿にしている様子がありましたね

仇名をつけたり、年配者への口の利き方もなっていませんでした(注意しましたけどね)

そして

“お年寄りは好きではない“というのが

一緒にいて、なんとなく感じていました

 

 

Nさんが夜勤の際ですが

記録などの仕事が早く済むと

ステーションで読書です。。。(左差しそんなの許可していません)

 

「夜間帯に時間があるときは、床に落ちてきた廊下の埃をクイックルで掃除して」と指導しているのに

他人から見えない仕事はやらないんです(左差し他の人が見ていないと評価されないから)。。。

そうやって、上手く立ち回るんですよね

 

整理整頓とか

壁から取れかかった飾りを直そうとかも思わない

今風で、ドライと言ったらドライかもしれませんけどね

 

そんなNさんだから

「自分は仕事が出来る」「自分が正しい」「周りが足を引っ張る」と思い込んでいました

 

Nさんの一番の欠陥は

“謝罪“が出来ないことです

「自分が悪いんじゃない、周りの方が自分を評価しない」と思い込んでいるんですよね

 

 

そんなNさんですが

一人立ちして半年後(入社して約9ヶ月後)に

バレンタインじゃないんですが

クリスマスにやらかしました

夜勤に、ラッピングしたお菓子を各居室に置いて回っていたんです

 

誰の許可も得ず、相談もせずですよ

 

朝に出勤してきたスタッフはビックリです!ガーンガーンガーン

報告を受けて各居室に回収に廻り

施設長やナースにも報告ですよ

 

寝たきりの方や

アレルギーで禁食の方や刻みやトロミ食の方にも

喉に引っかかるキャンディーやらチョコの詰め合わせを渡しているんです

寝たきりの方には、ご丁寧に枕元に置いてありましたよタラー

お菓子 ラッピングイラスト|無料イラスト・フリー素材なら「イラストAC」 さん

ラッピングも

仕事をさぼって

お菓子の大袋から100均の透明袋に詰め替えを作業して

居室分の数を準備したんでしょうね

 

勝手にイベントのまねごとをして

お年寄りにもスタッフにも

感謝されるとでも勘違いしてやしない?!って思いましたよ

 

のどに詰まらせて誤嚥事故になったらどう責任をとるつもりなんでしょう?

そういう考えが皆無だからやったんでしょうけど。。。

 

クリスマスだろうがバレンタインだろうが

勝手にやられるとトラブルが起きて困ります

 

こういう行動はNGなんですよ

 

普段、周囲の大人を馬鹿にしているからこういうことになるんです

「こういうのっていいんですかね?」の相談が全くないわけですから

大人に訊いたら正しい答えが返ってくるんじゃなく

大人を馬鹿にしているから肝心なことは確認しないんですよ

自分がやりたいこと=正しいと思い込んでいるんですよね

 

10時頃までに全て回収したときには

3分の1ほどが、既に食べられていましたタラー

後で食べようと思っていた方には

平身低頭お詫びして回収したんですよ(一度貰ったお菓子を取り上げるわけですからね)

それをして廻ったのは、年配のスタッフ達

食べてしまった人の様子観察を、その日勤務のナースやスタッフがする羽目になりました

 

そんな騒動を知らず

夜勤明けで帰ったNさんですが

勿論、厳重注意の事故報告書の提出ものです

迷惑を掛けたスタッフたちに対して

きちんとしたお詫びの言葉も無かったですねもやもやもやもやもやもや

 

 

このNさんですが

ほどなくして

言うことをきかないお年寄りや

自分に手を出したお年寄りに虐待行為をしていたことが発覚しました

 

たまたま廊下にいた私も一部始終見ていました

移乗されたリクライニング(車椅子)のお年寄りが、彼女の肩を押したんです(弱弱しくですよ)

近づくのを拒否して押した感じです

おそらく、

きちんと説明しないで

力任せにいきなり移乗したから、怖くて手が出たんでしょう

Nさんは、あろうことかそのお年寄りを

強い力で突き飛ばしたんです

 

すぐに

施設長(その時の施設長は人間的にも一番いい施設長)に報告して

Nさんと3人で面談をしました

彼女は悔し涙を流すばかりで(おそらく誰も見ていなかったと思ったんでしょう)

一言も発さず

謝罪の言葉も無しでした

 

「思わず突き飛ばしました、すみません。二度としません」って

普通なら言うところですが、一言も無し。。。

 

凄い目つきでテーブルを睨みつけるだけ。。。

 

私も施設長もですが、

Nさんの様子を見ていて感じたのは

『時間通りにリクライニングに移乗して連れて行こうとしたのに

向こうが嫌がって手を出してきた

だから、反抗したお年寄りが悪い

見られたのは運が悪かった

だから突き飛ばした何が悪い・・・』なんですよ

 

本来なら

虐待された方の所へ一緒に行ってお詫びするのですが

Nさんを連れて行ったところで謝罪などは期待できません

恐怖を感じたスタッフを連れて行くのも気の毒だと判断しました

 

否定も謝罪も全くしないNさんですが

そういう行いの“常習者“であろうという結論に至りました

彼女の虐待行為があった方への介護は禁止になります

 

仕事は出来るけれど介護には向いていない

本人の為にも、ケジメをつけて早く辞めて欲しいというのが本音でした

 

その後、

全く違う職種へ就く為、意気揚々と退職していきました

『介護職に流れていかなくて良かった』と安堵しましたね

Nさんの虐待が

私が最初に見た

その施設での初めての虐待行為でしたね

 

そのNさん

1年後に会う機会がありました

 

家族や外部の人も参加OKのイベントの時にやって来たんです

「手伝いまーす」と

頼んでもいないのに、ブースに張り付いたんですよ

施設長にも報告して

スタッフの手伝いや介助行為は遠慮して貰いました

OKなのは、自立に近いお年寄りとの会話だけですね

 

よく来られたなー、本当に厚顔無恥。。。というのが本音です

 

イベント終了後に帰ったと思ったら

休憩室にいたんですよ!

部外者なのに堂々と。。。

こういうところは

職種が変わっても学んでいないんだなーと思いましたね

 

『あなたはもう、ここのスタッフではないので、速やかにお帰りください』ですよ

同期の子と食事の約束をしたらしいんですが

だったら、外で待ち合わせすべきです

まさか、仕事が終わるつもりまで

図々しく居座るつもり???

 

その場には

休憩中の他のスタッフもいたので

部外者のNさんには敢えて何もいいませんでしたけどね(他の部屋に来たら追い出すつもりでしたよ)

あとで、その子と待ち合わせをしていたスタッフには

「外で待ち合わせするように」と注意しましたけどね

 

Nさんは、どこか憎めない部分もあった『爆弾娘』でしたが

それは、大きな事故が起きなかったからで

起きていれば、大変な事態だったでしょうね

 

Nさんのように

好きで介護職をしているわけではなく

介護に向いているわけでもなく

むしろ、

認知症のお年寄りを下に見ている性質で

給料を稼ぐ為にと割り切っている人も

大勢いると思います

 

時期も時期ですから

施設のお年寄りに

バレンタインにだからって

勝手に許可のない食べ物を配る人がいないことを祈りたいですねお願い