精神障害者(統合失調症患者)の大川裕樹による文集(文章:文学:文献) -61ページ目

精神障害者(統合失調症患者)の大川裕樹による文集(文章:文学:文献)

精神疾患を患いながらも必死に文章を発掘しています。
よろしければ病気を持った患者の思考を拝見してください。

先日、デイケアで納涼会がありました。

自分の仕事は『焼きそば販売係』でした。

内容は『いらっしゃいませ』と盛り付けをし、『ありがとうございました。』と声を出す仕事でした。

私はこの仕事に、自分では出ない声で対応しました。

客観的に見ても、おかしくは無かったと思います。

私は仕事ができないと、自分で決めつけていたのではないかと思っていました。

 

よく知的障害者の方が、『いらっしゃいませ』、『いかがでしょうか。』等の声を出す仕事をしていましたが、

私は何が楽しいのだろうと不思議に思っていました。

 

でも彼らは、商品が売れてゆく喜びと、売れない切なさを両方感じていると思います。

私も、販売で声を出す仕事は向かないと思っていたのですが、彼らの心境で作業をしていました。

 

就労サポートやA型B型で、様々な仕事を与えるのは、自分の役割はどこがあっているのか、

向き不向きを教えるために環境を変えると感じました。

 

でも、A型の方は『環境が変わったから、事業所をやめる』という方が多いです。

環境に順応させ、さらに出来ないことは『できない、無理』と意思表示をして、就労をした方が、

自分のためにもなるし、事業所の方にもご迷惑をかけなくともいいと思います。

 

ただし、事業所側で人員整理のために無理な環境を押し付けるのならば、

そのような事業所を最初から受けなければいいと思います。

 

最初に戻りますが、私のやったことは『いらっしゃいませ』、『ありがとうございます。』、そして盛り付けです。

ここから就労につなげるためには、売上、在庫をなくする。売れ筋を記憶しておく。など様々な付帯業務があります。

 

それらはともかく、とにかく売る楽しさ、売れない焦り、作り手の努力を無駄にしないなど

色々な事を『納涼会』では勉強しました。

 

とりあえず、まだまだ仕事が出来るという(本当は仕事をして楽しい)を実感して、

双方納得したのならば、仕事をしたいと思っています。

 

わがままかもしれませんが、仕事だけではない人生を送り、

ゆっくりと成長していきたいです。

 

また、仕事は決められた事以上にすると、決められた以上の喜びがあります。

努力は報われます。自分の思っている以上にです。