もう随分前から人間ドックのMRI検査等でも指摘を受けていた副鼻腔炎。最近は定期的に耳鼻科のお世話にもなっていたのだけれど、先月末に手術をしてもらう事に。

ちょっと前に岸田首相が日帰りで手術してもらったニュースを観て高を括っていたら、1週間位は入院する必要があると言われてビックリ。一杯血も出るみたいで、服用中のバイアスピリンも使用を停止して手術に臨みました。

 

両方やってもらったので、全身麻酔は計3時間。生まれて初めて手術台のあの万華鏡のようなライトを目の当たりにした。目の当たりにした途端意識消失し、目が覚めたら病室。ちょっと顔を傾けるだけで鼻の穴に詰め込まれた綿球から血が滲んできて、寝返りどころか体を動かせない。辛い一晩でした。

手術前日の日曜に入院し、退院したのは木曜日。水曜から発熱し、感染症を心配した先生が1日退院を早めたのだけれど、前日に鼻の奥に詰められていた血塗れのガーゼを全部取り出してもらって、その量に慄く。

入院するとやっぱり、医療機関従事者の皆さんの献身的な応対に感謝の念が溢れます。それと同時に色々と気になる出来事も。信頼出来る病院版のレビューサイトとかあれば詳細に書き残したいところです。

 

退院後も綿球を鼻に詰める処置を継続。そんな状態で出勤とかするので常時マスクは必須。毎日鼻洗浄も数回実施(今田さんがCMやってるやつのもっと本格的な感じ)。時々血まみれの鼻水とかがドロンと出る毎日。退院後2週間して経過観察してもらったところ、傷口が癒着気味だという事で処置後再び鼻栓。「そのうち溶けてなくなるので、それまで鼻はかんじゃダメよ」と言われて今に至る。そのうちってどのくらいかちゃんと訊かなかった事を後悔中。

やっぱり急所が集まっている箇所なので、意外と体へのダメージが長引いている気がします。ただでさえワインを飲む機会が減って、何のブログだかわからなくなりつつあるというのに、万全じゃない今の体調で開ける気がしない。

 

 

 

飲んだ日:2024/6/4
国・地域:山梨県
Vintage:2023年
銘柄:Y23HR_DD(橙)
造り手:合同会社共栄堂
購入店:Alcoholic Armadillo
価格:\2,200
購入日:2024/4/22
飲み頃度:今でも十分に/満足度:5.5/10

 

退院して5日後、状態も安定してきて鼻栓も食事時は外すようになった頃に開けたワイン。

王冠を抜くと、小さく「プスッ」という音がした。薄桃色で、弱めの微発泡。割とアルコール感は高めで、ほろ苦オレンジ風味。この僅かな微発泡感が満足度アップに貢献してくれていました。こちらの体調に優しく寄り添ってくれるかのような、沁みる1本でした。