ワインのきらめき ~我が家のドリンキング・レポート~

ワインのきらめき ~我が家のドリンキング・レポート~

状態の良い”飲み頃”ワインに出会えた時の幸福感は格別なものがあります。
ワインの本当の姿を知るにはテイスティングではなく時間を掛けて1本空けるべき・・・原則少人数で1本空けた場合のみレポートしてます(テイスティングではなくドリンキング)


造り手や畑やヴィンテージを超えた、素晴らしい状態のワインに出逢った時、今まで飲んだワインは何だったの・・・そう思えてしまいました。

ワインをもっと美味しく飲みたい。
インポーターや酒販店やレストランによりワインの状態が大きく異なる日本のワイン市場の中で、手元に届いたワインの状態と、その素性を明らかにして行きたい。

また、どうせ飲むなら一番美味しいタイミングで開けたい。
ワインの産地から遠く離れたこの日本で、全てのワインが最良の状態で飲み頃を迎えられるとは限らないし、”飲み頃”の判断についても個人差あると思いますが、今開けたらこんな状態だった・・・セラーに眠る残りのワインの飲み頃を探る上で、私自身参考にして行きたい。

 

飲んだ日:2019/12/6
国・地域:山梨県
Vintage:2019年
銘柄:K19FY_AK(赤) 
造り手:合同会社共栄堂/三養醸造(株)
購入店:(株)ナクレ
価格:\1,500
購入日:2019/12/3
飲み頃度/幸せ度:今でも十分に/美味しい!(★★★)

 

見るからに薄い色調のAKは、一口含んだ時点でパッとテンション上がる本来の美味しさで、今年リリースされてきた一連のワインとは明らかに異なる仕上がり具合。よくよく見たら年号を示す数字が19だった。こりゃあ旨い♪

まだ情報を十分精査できていませんが、甲州市牧丘町の巨峰を50%、甲州市勝沼町と山梨市鴨居寺のMBAを50%といった感じなのでしょうか。「これこれ、これだよ」と言いたくなるつよぽん節全開の、薄旨の傑作テーブルワイン。お値段安過ぎます!

 

 

 

 

 

飲んだ日:2019/12/2
国・地域:山梨県
Vintage:2018年
銘柄:K18AK_DD(橙) 葡萄品種:甲州種100%
造り手:合同会社共栄堂/三養醸造(株)
購入店:(株)ナクレ
価格:\1,900
購入日:2019/9/1
飲み頃度/幸せ度:今でも十分に/美味しい♪(★★★)

 

セラーから手に取ったワインは最後の18AK_DD。先月に続いて開けましたが、購入から3ヶ月を経てようやくその美味しさが花開いた。

今回も橙がいつもなら放つ雅な芳香は感じられない一方で、ナチュラルな甘みがぎゅうっと凝縮されていて口に含んだ途端にじゅわっと広がる。その甘美な旨味はロゼ的で、先日飲んだシルヴァン・パタイユのそれにも通じる。

急いては事を仕損じていたのかこのボトルが当たりだったのかは判りませんが、経験上日本のワインはリリース後半年は置いた方が旨みがより乗って来る気がする。待てないんだなぁ、これが。

 

 

 

 

 

飲んだ日:2019/11/30
国・地域:仏ブルゴーニュ
Vintage:2017年
銘柄:Marsannay(赤)
ランク:村名
造り手:Sylvain PATAILLE
輸入業者/購入店:大榮産業(株)/花井屋酒店
価格:\4,275
購入日:2019/11/4
飲み頃度/幸せ度:今でも十分に/美味しい〜♪(★★★)

 

マルサネというアペラシオンの特徴を最初に意識したのは、ブログを始めたばかりの頃に飲んだルネ・ヴーヴィエだったような気がしますが、土っぽさや土壌香、コーヒーっぽい黒系果実味が顕著で、お隣のジュブレイ村に比べてやや品がないというか、同じ村名同士でも味わいの違いを村の格の差に置き換えたものでした。

2017年のシルヴァン・パタイユ作の村名マルサネは、舌触りの滑らかな赤系果実味が前面に出てきて、先ずはその美味しさに魅了される。少し落ち着いてくると、その背後からちゃんと黒っぽい果実がほんのりと、そしてしっかりと後味まで立ち昇る。最終的にはとても均整の取れた美味しいワインとしてグラスにワインを注ぐ手が止まらなくなった。先日開けたロゼ同様、メッチャ美味しい♪

 

少々舞い上がるくらい美味しいのは確かですが、「このワインに(他村を凌駕するほどの)エレガンスが存在するか?」と自分に問うと、そこは微妙な気もする。抜きん出て値が張る" l'Ancestrale"を迷わず購入するかというと、そこも躊躇した。

 

 でもでも美味しいのは確か。名だたる酒販店のご主人方が褒め称える理由をやっと理解できた。シルヴァン・パタイユの2017、追加購入必至であります。

 

 

 

11月30日

2週間前と比べると一気に積雪量が増えて、もはや真冬並み。

大磯から見える富士山は、ちょうど左半分が静岡側で、右半分が山梨側。毎年静岡側の方が厚化粧な感じです。

そういえばその昔、大学の同級生の大澤君と森井君が、御殿場(大澤君の地元)と沼津(森井君の地元)のどっちから見る富士山の方が美しいかで言い争っていた。さすがに彼らの地元には敵わないものの、朝の東海道線上り列車から見えるこの時期の富士山も悪くないです。おススメは、平塚駅を過ぎて相模川を過ぎる辺りと、川崎駅を過ぎて多摩川を通過中の富士山。

 

知ってました?海側の座席からも、一瞬だけ富士山を車窓から拝める瞬間があるのを。東海道線なら平塚~茅ケ崎間、東海道新幹線なら掛川~静岡間の安倍川付近。特に新幹線は出張帰りしか利用しないし、ほんの一瞬だし、明るい内でないと見えないし、酔っ払ってると通り過ぎちゃうのでなかなかお目に掛れません^^;

 

大磯から目視する富士山の実際の大きさはこのくらい

 

 

飲んだ日:2019/11/28
国・地域:仏ブルゴーニュ
Vintage:2017年
銘柄:Marsannay Rose Fleur de Pinot(ロゼ)
ランク:村名
造り手:Sylvain PATAILLE
輸入業者/購入店:大榮産業(株)/花井屋酒店
価格:\5,795
購入日:2019/11/4
飲み頃度/幸せ度:今でも十分に/美味しい♪(★★★)

 

柿色の液体は、ロゼらしいドロップのような果実の甘みがとても自然で、後味にはほんのりと苦味。ロゼにありがちなユルさを感じない、端正でいて凝縮感もあって、コッテリとしている。

造り手の本気度迸るロゼ。やっとシルヴァン・パタイユの魅力の一端に触れる事が出来た。熟成させてもみたいけれど、飲んじゃうだろうなぁ、我慢できずに。