cancanセットその①

 

cancanセットその②

 

cancan@大磯のテイクアウト、その名もcancanセットはとてもユニークでいて、内容充実。でもってCPメチャ高い。大きなタッパには小鉢料理風アテの数々が満載で、小さなタッパにはメインの品を中心に。

取りに伺う直前にお店のFBを眺めていたら、オススメのグラスワインのテイスティング・コメントが神崎雫ばりに素敵に綴られていた。ものすごくそそられて、ワインもグラス・サイズでテイクアウト。

 

Le Blanc des Garennes 2017(Fond Cypres)

(お写真お店から無断拝借)

 

 

私も割と早くから自然派のワインには手を出してきたつもりですが、こういうディープなお店で勧められる見知らぬワインの数々に、昨今のラインナップの広がりを感じずにはいられない。またそういう自然派系ワインと、ボータン@鎌倉出身の五十嵐シェフの料理との相性の良さが凄まじくて、マリアージュ以前の必然性みたいなものまでこの日感じてしまった。もはや今後cancanセットを注文する際には、ワインもセットでお願いする事必須な気がする。どうもご馳走様でした♪

 

 

 

飲んだ日:2020/6/25

国・地域:仏ブルゴーニュ
Vintage:2018年
銘柄:Bourgogne Chitry(白)
ランク:Regionale
造り手:Alice et Olivier de Moor
輸入業者/購入店:(株)ラシーヌ/Rocks off
価格:\3,280
購入日:2020/6/25
飲み頃度/幸せ度:今でも十分に/美味しい(★★★)

 

フォン・シプレを飲み干した後に開けたのがこちら。ド・ムールのワインを開けるのはいつ以来だろうと振り返ったら、本ブログ開始当初にまで遡ってしまった。多分最後に飲んだのは2012年のFESTIVIN。ブースを出していたアリス et オリヴィエのお二人自らグラスに注いで下さった。

 

この日開けたA.C.ブル、甘~い柑橘風味が漂っていて、味わう前からそそられる。飲んでみるとミネラリーでいて果実味タップリ。グレープフルーツを筆頭に旨酸っぱい果実味と後味にはほろ苦い余韻で旨~~い♪

冷やすと爽やかさが増すのもまたイイ感じ。数日たってもヘタるどころか美味しさが増していくのも14年前と一緒だった。cancanさんのお料理との相性もgoodでした。

 

 

 

飲んだ日:2020/6/22
国・地域:仏ロワール
Vintage:2005年
銘柄:Touraine Cabernet Franc(赤)
ランク:A.O.C.
造り手:Domaine des Bois Lucas
輸入業者/購入店:(株)コスモ・ジュン/藤小西
価格:\3,900(税込)
購入日:2007/6/8
飲み頃度/幸せ度:飲み頃/美味しい!(★★★☆)
 
ボワ・ルカの本拠地ワインを飲むのは実に8年振り

抜栓した途端、「いい香り!」と驚いたように娘と妻が声を上げた。それなりにエッジがレンガ色を帯びている。口に含むと旨味十分な甘~い果実味がツユダク気味に口中に広がった。若干のインキーさも感じつつ、中盤以降は化粧香も漂ってきた。こりゃ美味いー!!

程好く熟成したカベルネ・フラン。ウォッシュ系のチーズなんかがあれば最高にマリアージュしそう。

2005年がこれだけ飲み頃を迎えているとなると、モンスターワインと化していた(自分調べ)2003年もそろそろ頃合いなのだろうか。出来る事ならLISAとKUNIKOをいっぺんに開けてみたい。

 

 

懐かしい!

 

順子さんの興味の対象がワイン造り以外に広がるに連れて購入機会も意欲も減っていきましたが、この頃の作品がこれだけ美味しいと、再び最近のリリース状況が気になった。でも市場を見ても、当時のように情熱を持ってワイン造っているんだかいないんだか、どんな畑が残っているんだかいないんだか、よく判らない。と思ったら、少し前のディオニーさんの資料に自ら経緯を語った記事がありました。

 

 

購入した8haの内、今残っているのは順子さんが自ら植えた2haの畑のみですか。コーは2015年がファースト・ヴィンテージですが、事情あって2016年からリリース。ピノ・ノワールとシャルドネはまだのようです。我が家に残るボワ・ルカを生み出した畑は既に残らず他人の手に渡っていたのか。残りのワインは惜別の念と共に開ける事になりそうだ。

 

 

飲んだ日:2020/6/20
国・地域:福島県
銘柄:天明 焔 生酛純米大吟醸(会津坂下町産亀の尾)
造り手:曙酒造(合)
製造年月:2019年2月
購入店:久保の井酒店
価格:\3,670(税込)
購入日:2019/6/17
 
原料米:会津産亀の尾
精米歩合:29%
アルコール度数:16

 

曙酒造さんの生酛のフラッグシップに該当するのがこの焔。1年寝かせてみましたが、結論から言うと大きな変化は感じられなかった。

豊潤でいてフルーティ。上品でいながら気取らず。米を磨く功罪を併せ持っているかのようなお酒。発展途上と言いながらも、今出来る事を全て注ぎ込んでいる。これはと思うアテが手に入った時用にセラーに常備しておきたいです。

 

 

 

 

コロナ騒動で新作の公開予定も次々に延期となる中、一体今はどんな作品が上映中なのだろうとYAHOO!映画の公開カレンダーをたどっていたら、ダントツでユーザーレビューの点数が高かったのが本作。ただレビューのタイトルだけ見ていると、「原作を読んでいないと・・・」といった感想もちらほら見かける。このあまりにも有名な古典を一度も読んだ事がなければ、映画化、ドラマ化、アニメ化された作品のいずれも観た事がない。今更そんな準備をする気も起きないので、家族3人で久し振りに劇場に足を運びました。
 
レディ・バード」のグレタ・ガーウィグ監督が再びシアーシャ・ローナンを起用してリメイクに挑んだこの作品。観始めて早々に「原作を読んでから」の忠告の意味を知る事となる。「若草物語」から「続 若草物語」までのお話を135分で描いた事で、エピソードの駆け足感や端折り感、知っていて当然の前提事項の存在を随所に感じる。

しかしながら、それでいて原作既読の観客から高い評価を受けるだけの作品の構成力、人物描写の妙がこの作品には溢れていました。N.Y.で作家修行に励むジョー(シアーシャ・ローナン)の“今”を起点に、それまでの出来事を回想するかのような形でマーチ家のエピソードが時を行き来しながら描かれている。南北戦争時代の青春物でありながら、登場人物の喜怒哀楽を瑞々しく描いているのは前作同様。若く美しい女性監督の才能がスクリーンに躍動を生んでいる。メリル・ストリープを筆頭に錚々たる俳優陣の演じっぷりも見応えを増幅。
 
パンフレットのインタビュー記事で、ガーウィグ監督は30代でこの物語を読み返して、自分にとってのヒロインがジョー・マーチから原作者のルイーザ・メイ・オルコットに変わったと語っていた。ラストでジョーの結婚について編集者とやり取りするシーンなどはまさにその象徴でもある。本作の主人公はジョン・マーチでもありオルコット自身でもあり、カーヴィグ監督による女性作家へのオマージュに溢れた「若草物語」誕生の素敵なメイキング・ムービーのようでもありました。
 
正直一緒に見た娘(18才)にはちょっと退屈だったかしらと思いながら感想を訊いてみたところ、「(今までに観た)洋画の中で一番良かった」(注:結構連れてってます)との返事。南北戦争時代を生きたジョー・マーチの生き様に、同じ年代の娘がちゃんと共感していた事に驚くと共に、巷の高評価に改めて納得もしたのでした。

 

日付:2020/6/20
タイトル:ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語 | LITTLE WOMEN
監督・脚本:Greta Gerwig
劇場名:TOHOシネマズ小田原 SCREEN5
評価:★★★

 

 

 

 

 

「(自分の映画を)配信で、と言われたらがっかりする。映画は映画館で上映するように撮影されているからね」
日経夕刊のインタビュー記事に載っていた、クリント・イーストウッド監督のこの言葉に激しく共感する私です。コロナ騒動後の日常にとって、はたして映画館はどれだけ安全な場所と言えるのか?9割9分在宅勤務を続けている身でありながら、劇場へ足を運ぶってどうなのよ?と自問してきましたが、約3ヶ月振りに行ってきました。
映画館が感染源になっているような報道が聞こえてこないのは、基本黙ってスクリーンを見ているだけなのが功を奏しているのでしょう。とはいえ再開後の座席は横を1席分空けているだけ。後ろに知らない人がいるのはやっぱりヤだなぁと思います。電車を使わず車で行ける、かつ普段から空いている劇場をと考え、TOHOシネマズ小田原を選択。
上映作品の人気にもよるでしょうが、いつも以上に席はガラガラ。当分は混雑具合を見極めながらの鑑賞が続きそうです。

 

飲んだ日:2020/6/13
国・地域:仏ブルゴーニュ
Vintage:2009年
銘柄:Pouilly Fuisse "En Buland"(白)
ランク:村名
造り手:Daniel et Martine Barraud
輸入業者/購入店:(株)ラック・コーポレーション/ワインマルシェまるやま
価格:\5,150
購入日:2011/4/21
飲み頃度/幸せ度:中途半端?/美味しい(★★★)
 
バローのトップ・キュベを開けてきて常々思うのが、この地区のワインは総じて長熟性に欠けるのではないかという事。コルディエの"Juliette la Grande"も8年程でピークを迎えていたし。ギュファン・エナンに限ってはその限りではないようにも思えますが・・・
南国風のフレッシュな果実味が消え失せて、オイリーで重ための舌触りのワインと化す。ミネラリーな余韻が長く続く瞬間もありはするが、大事な魅力を失った代償を手に入れているとは言い難い。
2日目、このワインが継続して保持する力強さはこの日も確認できたが、この先に更なる変貌がありやなしや。1年半前に開けた2008年は10年目にしてすこぶる良好な美味ワインだった。とはいえ、なにもマコネ地区のワインに熟成を期待する必要自体ないような。