飲んだ日:2023/6/16
国・地域:仏ブルゴーニュ
Vintage:2000年
銘柄:Clos de la Roche(赤)
ランク:Grand Cru
造り手:Philippe et Vincent Lecheneaut
輸入業者/購入店:(株)ラック・コーポレーション/渋谷東急本店
価格:\9,500
購入日:2002/10/19
飲み頃度:今でも十分に/満足度:6.5/10

 

nononaさんに持ち込ませて頂いたワイン。

私がグラン・クリュを開ける際の、飲み頃判断に度々用いてきたこのヴィンテージ。今回の第一印象は「若い」。この日一緒に飲んだ2本の開け時が良い塩梅だったのも影響しているかと。弾力感、当たりの強さがグラン・クリュの威厳と品格と共にまだ硬さを残している。赤でも黒でもないクロ・ド・ラ・ロッシュらしさがグラスから横溢してくる。ほんのり後味にショコラが漂い、結構ツユダクでもある。2000年は割と早開けなヴィンテージだと思っていたのだけれど、こんなにも良好なコンディションのワインに今更出会うと、残りの抜栓を躊躇してしまいそう。これで20年以上経ってもいるのだと思うと、ワインってやっぱすごいなと改めて感心。

 

20年以上前に彼の地を訪れた時分に彼らが仕込んでいたワインでもあり、あの頃の彼らと今になって会話しているようでもあります。そして我が家に残るこの銘柄も残るは2000年代の前半止まりなので、今も造り続けている彼らのフラッグ・シップがその後どんな変化を遂げているのかは、きっと分からず仕舞い。

あの頃は若くてイケメンだったこの兄弟も、今はいいオッサンなんだろうなぁ。