いまだ大ヒット上映中の「君の名は。」ですが、3年前に公開された45分の作品も2週間限定でリバイバル上映していた。
新宿御苑(にそっくりな架空の公園)を舞台に始まる、高校1年の男子と、年上の女性の逢瀬。
男の子のロマンは、瑞々しくて切ない恋模様に新海マジックがたっぷり効いた素敵なお伽話となった。繊細なキャラクター設定に、精緻かつ斬新なアングルが生み出すワクワクするようなアニメーションのダイナミズムが迸る映像描写。その設定からして監督の十八番である雨が活躍する。東京在住の人にはたまらないであろう"新海色"に彩られた街の風景の数々。眩しいです。
秦基博のエンディングテーマがまたまた胸に沁みる(作詞・作曲 大江千里)。この人、こんな歌い方も出来るんだ。
巷のユーザーレビューは結構賛否が分かれていたので期待せずに観に行ったのですが、同時上映のショートムービー共々素晴らしかった。
私的にはこの作品が決定打となった。この日をもって新海監督ファンとなりました。
日付:2016/11/23
タイトル:言の葉の庭
監督・脚本:新海誠
劇場名:小田原コロナシネマワールド シネマ9
評価:★★★★★
タイトル:だれかのまなざし
監督・脚本:新海誠
評価:★★★★
2013年5月に「言の葉の庭」が公開された際に同時上映された6分40秒のショートムービーで、野村不動産のブランド「PROUD」のコマーシャル・フィルム。娘を持つお父さんなら涙なくして観られません。この日連れて行かなかった事を激しく後悔(笑)。
ちなみに今回のリバイバル上映はイオンシネマ系列でもやっていたのだけれど、そちらは本作品の同時上映がなかった。イオンさんに確認したところ、
「配給会社からの指示により、イオンシネマでは上映を行っておりません」
との回答が返ってきた。
イオンさんとコロナさんで何がどう違ったのかは判りませんが、ちゃんと同時上映してくれたコロナさんに感謝です。