Cellar Du YAMAKAWA COLLECTION

YAMAKAWA Collection

 

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「知る人ぞ知るブルゴーニュの殿堂」
美しきセラー(※)にまず感動。加えて内容もスゴイ。店内にいきなりアンリ・ジャイエが山積みで、まさにブルゴーニュなら何でもこいの店である。イギリスのワインセラーでストック世界一というホイッタムスと直接取引し、最新情報も入手可能。1銘柄ごとに詳細なワインコメントも用意され、持ち帰り自由というのはありがたい。どれもこれもご主人・山川亨さんの熱意の賜物。
(雑誌「ブルータス」1997年6月15日号より) ※注:お店自体がセラーと化しています

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ワインを買って失敗した経験、ブショネだったり痛んでいたりと誰もが経験あるかと思いますが、こちらのお店のワインに関してはほとんど皆無です。取扱いの中心が蔵出しであるせいかもしれません。

当時に比べてワインを取り巻く状況は随分変りました。乱立したネットショップも既に優良店の選別とそうでない店の淘汰が始まり、安心して購入できると言ってよい状況ですし、インポーターの情報等も容易に入手できるご時世です。
そんな中でネット販売はおろか予約さえも受け付けず、頑固なまでに来店してくれたお客への対面販売にこだわり続けています。ワインの品揃えは随分変りましたが、「日本一美しいセラーでは」と言わしめたお店の佇まいは変わらず、高額ワインからデイリーワインまで全て平等に管理され続けています。ご主人の心のこもったワインコメントも、もちろん健在です。

私にとって、ワインに関する嗜好やこだわりといったものの原点が、このお店にあります。

 


ヤマカワコレクション IWPAワインセミナー
2005年12月11日 12時~、於大磯プリンスホテル
参加者:7名
ワインリスト:
Chateau Cambon Beaujolais Nouveau 2005 (Marcel Lapierre)
Blanc de Blancs Cuvee Clemente (N/A)
Bourgogne 1998 (Leroy)
Pommard Noixons 2001 (Jean Garaudet)
Meursault-Charmes 2000 (Michelot Mere)

 

以上、全てインポーターは(株)ミレジム

 

コメント:
Chateau Cambon Beaujolais Nouveau 2005 (Marcel Lapierre)
甘~い苺とフランボワーズのジャム。余韻は短くビオらしい麹の後味が残る

 

Blanc de Blancs Cuvee Clemente (unknown)
ラングドック地区でシャルドネ100%使用し、Methode Traditionnelleにより作り出されたものらしい。が、ヤマカワコレクションらしからぬ(?)得体の知れない発泡酒

 

IWPA20051211

 

Bourgogne 1998 (Leroy)

今年11月に蔵出しされたA.C.ブルゴーニュ。ルロワのこのワイン、何度か飲む機会があった中で、めちゃ旨から並まで様々ですが、今回1年ぶりのご対面かつ蔵出しとの事でかなり期待したのですが・・・
ややレンガ色ががり香りは閉じ気味、いがみと苦味が結構残って少々果実味に欠ける。2杯目以降はいちご香が出てきたけれど、味の変化は乏しい。所謂並の味わいで、期待過剰だっただけに残念

 

Pommard Noixons 2001 (Jean Garaudet)
こちらも最近蔵出しされた1本。ガローデ節全開という訳ではなく、2001年らしい繊細を感じる仕上がり

 

Meursault-Charmes 2000 (Michelot Mere)
燻したヘーゼルナッツはもちろんのこと、バターの風味が上品に溢れている。このバター風味ってムルソーの一般的特徴として良く言われるが、私はあんまり感じる事ありません。ただこのワインに関しては顕著に表れていました。とても魅力的な1本

 

IWPA20051211②

 

本セミナー、一応お勉強もするのですが、認定資格狙いとかそんなんじゃなくて、例えば

「シャンベルタンとクロ・ド・ベズの関係を過去の歴史的経緯を踏まえて紐解いて、どっちが格上か」とか、
「ロマネコンティの弟分はラターシュではなくロマネサンヴィヴァン」とか、
もちろんA.O.C.法について勉強したりもするのですが、ワインとそれを取り巻く歴史を紐解きながら、そこで造られたワインを一際美味しく飲めるようになる、そんな場です。

 

あー、久し振りに参加して、昔みたいに勉強不足を叱られたい^^;