生活をしようとして、

収入源と決め、活動したのが

旅行作家だった。


旅行先の宿泊する宿で、

出逢った方と話をする。

「あの人の話、面白いから、聞いてごらん。」

宿の店主が薦める。

みんなが聞こうとして群がる。


小林正観さんは、知識欲の方だった。

学生の時、超能力だとか、

この世の仕組みだとかを知る研究会等に

顔を出していた。


・不思議な話(寿命)

・面白い話(顔相学、占い)

・歴史や旅先の話。


自分で興味を持って、

調べたり、見聞きしたこと。と、

出逢った方から、聞いた話など、

自分の持ち得た情報を、宿泊客達と共有した。


最初は、小林正観さんと、

出逢える事を楽しみにする方が、

宿泊所に訪れた。


そのうち、お話をして欲しいと、

お話し会を頼まれた。

最初のうちは、「いいですよ。」と、

無料で、話していた。


「聞きたい。」と言って、

お話を聞きに来る人が、どんどん増えていった。

増えて行くにつれて、

参加者の中から怪しむ声が生まれた。

「なんで無料なの?」

「怪しい(  ¬ ω ¬  )宗教か?

          なんかじゃない?」

寝る間もさいて話して、嫌な思いをする。

それは、本末転倒。

宗教の布教活動だと思われたくないから、

参加費二千円を頂くようになった。


この事を、小林正観さんは、

音声ファイルの中でこう話されていらっしゃる。

「今日のお話し会の会費が

    いったいいくらなのか?」

「参加者がいるのか?いないのか?

       知らないんです。」

「ただ一つ言えるのは、

 お話し会を開く幹事さんが

 いらっしゃるのだから、

 招かれたお話し会には、

 必ず主催者の幹事さんだけは、

 いらっしゃる筈だとおもうんですよね。」

「私は、その幹事さん、

1人の為にお話をしに行くんです。」


つまり、小林正観さん的思考で考えると、

幹事さんに会いに行く。

幹事さんにお話をしに行く。

幹事さんだけがいらっしゃれば、

お話し会は、満たされる。


お話会を開く幹事さんの話では、

小林正観さんは、お話会主催者

幹事さんの事を、「お友だち」と表現され

お話会に向かうことを、

「たった1人のお友だちに会いに行く。」

と、表現されていたそう。

この言葉で、

小林正観さんにとってのお話し会は

収入でも、商売でも、宗教の布教活動でもない。

たった1人のお友だちと

心を通わせるための時間。


お友だちに会いに行く時に、

友達に、交通費を求めない。

友達と話をするために、

講話料として相手にお金を求めない。


参加者は、お友だちにしている話を、

一緒に聞いているだけ。

それだけ。

講演会が無料だったことと、

各地でお話し会が開き続けられた理由と

ただだから、参加者に怪しまれた理由と、、。


謎が繋がって行く。


収入源は、旅行作家。

旅行の移動費、宿泊費は、経費の一部。

当たり前の生活の合間に頼まれ事を

受け続けていた。

それが、年間340日?と、言われる

お話し会になっていった経緯のよう。

お話し会の音声動画によると。。。