内装が着々と進んでいる、古民家の各部屋の音響設備は、BOSE 101と決まっている。
しかし薪ストーブを入れる予定のリビングルームは、
天井が屋根裏まで吹き抜けだ。
こんなに音環境的に良さそうな部屋はない。
いわば、贅沢なライヴハウスのような空間を
音で埋めて、更に間接音を屋根裏にまで響かせたい。
その為の音響装置は何が良いだろう。
そう考え始めると想像は尽きない。
武骨なALのA7、A5などは意外や古民家に合いそうだ。
ATC ACM-100やEVのセンチュリー500も悪くない。
しかしだ、せっかくの高さのある空間で
音量の制限はとりあえず心配ない、とすればだ、
もう例のものしかない。
低域ドライバーはツインで使い、ミッド以上は4インチのダイヤフラムを持つもの。
といえばだ、個人的に最も好きなスピーカーシステムの一つ。
Westlake Audio TM-2
WESTLAKE のターミネーター=TM-2である。
ウーハーに搭載されるのはJBLではなく、GAUSS 5831が
すこぶる気持ちの良い音を出してくれる。
GAUSS 5831
ある程度、末端のローエンドまでを力強さを失わずに再現できるのは
当時のJBL製品にはなく、GAUSS 5831しかない。
15inchウーハーでは、ALの515系と並び称される名器だと確信している。
これを2発のツインウーハーで重くならないスピードのある”重くならない重低音”が
小気味よく再現される。
これは想像するだけでも楽しい。
実際にTM-2、これのまともなオリジンのブツが現存するかどうか。
スタジオの払い下げをこまめにチェックするか。
もしあったとしてもメインテナンスは必須だ。
妄想で終わるか、現実のものとなるかは、
もう少し先になるまで、妄想を楽しんでおきたい。
ひょっとしたら、死ぬまで、WESTLAKE製 ツインウーハーへの
妄想をダラダラと楽しんでいるかもしれない。