グレン・グールド
チェンバロ好きな私としても、さすがに
グールドのゴールドベルク変奏曲はスルーできない。
あまりに有名過ぎて、何を今さらの巨匠の超名盤、不毛な解説は不要だ。
スルー出来ない分、時々、CDのかけ流しをする。
かけ流しはグールドに対して失礼かもしれないが、
エバンスのムーンビームスだって、キースのサンベアだって、
かけ流しは良くやる。
聴きこんでいる分、遠くで響いても、音符は頭に入っていて
聴きそびれた部分は、脳内補完である。
ジャズで言ったら、ビルエバンスの「ワルツフォーデビー」マイルスなら「カインドオブブルー」
ロリンズなら「サキソフォンコロッサス」級と思えば良い。
散々聴いてきても、飽きないのは、それぞれが巨匠たるゆえんだ。
さらに言えば、グールドもジャズ的である分、興味はつきない。
バッハのゴールドベルクなら何はなくとも、
最初の一枚という鉄板アルバム。
当然にグールドだからチェンバロではなく、ピアノフォルテ。
なお、81年にニューヨークで下の新録音を吹き込んだ翌年の82年10月に
グールドはこの世を去っている、