信号待ち”ながらスマホ”【合法に違和感あり】 | Whistle Stop Cafe Ⅱ

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Les Aventuriers Deuxième étape

 


愛知県一宮市で、男がスマホを操作しながら運転していたトラックにはねられ、当時9歳の男の子が死亡した事故から26日で3年。愛知県警と岐阜県警が連携し、一斉取り締まりが行われました。

こんなニュースが流れていた。
相変わらず、運転中のながらスマホが減った実感はない。
マナーに求めるのが困難なほど日常化した運転中のながらスマホである。

そしてやっと、ながらスマホ(運転スマホ)の罰則強化は年内に施行されるようだ。
ただし、ながらスマホが違反となるのは、”運転中”に限定される。
これはおかしな話である。
安全な路肩へ移動するなり、コンビニの駐車場へ移動し停止なら苦言は言わぬ。
(ただしエンジンは切ってから)

信号待ちで停止している、渋滞中で停止している、
こうした一連の運転動作の中で、たまたま一時的に停車をする場合、
これを合法とみなすのは片手落ちというもの。
クルマの運転は走り、曲がり、そして止まる。それの一連の行為が運転である。
役人は、現状を知らない。

ながらスマホに興じているクルマが、赤信号で停車、信号が青になり動き始める
この場合手元のスマホをまだ弄りながら走るとする。
直進なら前車に注意をすればまだ済む話。
ところが横断歩道のある交差点で、右折、左折の場合、スマホに目を落としながら、

歩行者や自転車が横断している歩道を通過するわけである。
前を見ていない危険な状況がここで生まれる。
想像するだに恐ろしい。

実は以前歩道を横断中に、ながらスマホのクルマに危うく接触されそうになった事がある。
前を正視しないドライバーの多いこと。

道路上で停止しようが、それも”運転中の範囲内”と法解釈してくれないと困るのだ。
赤信号で止まっているクルマを観察してみると良くわかる。
停車中の半数はながらスマホ、そして発進後もしばらく視線は前方とスマホと交互に見ているはずだ。
悲しいが罰則付きの条例化、法規制の強化しか、救済方法がない。それが悲しい。


ちなみに、愛知県内で今年9月末までに「ながらスマホ」で検挙された人は、

およそ4万7500人と全国で最も多い。これも何ともおぞましい数字だ。